スペイサイド地区G
【G】 GLEN SPEY / グレン・スペイ
●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Rothes, Morayshire
●創立・・・・・・・・・1884年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ドーニー川
●ブレンド銘柄
J&B
スペイ・ロイヤル
ストラススペイ など
*J&B以外はほとんど見かけない。そもそもJ&Bは世界での売り上げトップ3に入るウイスキーなので、原酒のほとんどはブレンドされているのだろう。関係が深いと思われるスペイ・ロイヤルなどは、ちょっと前なら良く見かけたような気がするんだが、いつの間にか消えてしまった。親会社が合併した1998年以降製造されて無いのかも知れない。
【ティスティング No.42】
グレン・スペイ 15年熟成 1981-1996 62.2% ケイデンヘッド詰め
Cadenhead Authentic Collection 90”s
【色】
薄いゴールド(チャート0.2~0.3)
【香り】
藁とバニラ。少~しフローラル。奥に黒蜜。エチル・アルコールその物の「ツン」とした刺激がある。
【味、フィニッシュ】
飲み応えのあるバニラの甘さとホットな刺激。干草や藁も感じるが酒精が強いので気にならない。タンニンは淡く、案外アフターが長い。
【総評】
カスク・ストレングスに慣れた方なら味わうことも出来ようが、ハッキリ言ってヘビー・ユーザー、もしくはドランカー向けの1本(笑)。
ドライと言えばドライなんだが、淡い色調や高い度数ながら味わいがあるので以外に美味しかったりする。こういうウイスキーは加水すると面白いんだが、余り入れ過ぎると「甘さと藁」だけになりがちなので気を付けたい所だ。
現在は花と動物シリーズにてリリースされ手に入れやすくなったし、数少ないがボトラー物もたまに見かける。しかし、10数年前なら、まず見かけることが無かった蒸留所で、当時「とりあえず全蒸留所!!」とか思って探してましたが、中々手強かったのを覚えてます。
私はグレン・スペイ自体余り飲む機会が無いし、比較する対象も今の所無いので何とも言えないのですが、J&Bという超メジャー級ブレンデッドの原酒なので、感動レベルのシングル・モルトもどこかには眠ってるかも知れませんね。
#スペイサイド