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【G】 GLEN KEITH / グレン・キース

スペイサイド地区G

【G】 GLEN KEITH / グレン・キース

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.pernod-ricard.com/
●所在地・・・・・・・・Keith, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1957年
●所有者・・・・・・・・Chivas Brothers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・バロックヒルのニューミル・スプリング
●ブレンド銘柄

シーバス・リーガル
パスポート
100パイパーズ
シンジケート 58/6

*シンジケート以外はシーグラム系ブレンデッド・ウイスキー。・・と、幾度となく書いているので、シンジケートは意外とシーグラム社と関係があるのかも?

それはさておき、グレン・キースはパスポートのブレンドの中核の原酒と言われている。パスポートがリリースされたのが1968年なので、57年オープンのグレン・キースの原酒は、熟成の度合いからしても丁度良かったのかも知れない。さらにグレン・キース蒸留所にはパスポート・ギャラリーなるものが存在し、関係の深さを物語っている。2000年より休止中(モスボール)だからなのか、ペルノ・リカールのサイトにはクレジットが無い。

【ティスティング No.37】

グレン・キース 1983-1994 43% 蒸留所詰め
First Bottle, 90”s Rotation

【色】
ゴールド(チャート0.4~0.5)

【香り】
ジンジャー、バニラ、ややフローラルで奥に藁。リンゴの種?

【味、フィニッシュ】
辛味があるがクリーミー。生姜を食べ過ぎてヒリヒリした感覚を思い出す。アフターは短く、バニラと僅かにタンニン。

【総評】
このオフィシャルのグレン・キースは、ベンリアックと同じ時期に初めてリリースされたのを覚えている。もちろん楽しみにしてたのだが、ベンリアックと同じように落胆したのは言うまでも無い(No.13ベンリアック参照)。

相当久々に口を付けたが、思っていたより美味しいし、面白いアプローチだったので驚いた(笑)。複雑では無いがゆえだろうが、凄く生姜を意識出来る個性は特筆だろう。満足感こそ無いものの、シングル・モルトの醍醐味は感じて頂ける1本でしょう。

現在のオフィシャルは10年物だけみたいだが、色々なボトラーから色々とリリースされているので、味わいの幅もそこそこ楽しめる。

また、試験的に蒸留されたグレンアイラや、一時期物議をかもしたクレイグダフなども、数は少ないがリリースされているので一度試してみるのも良いと思います。

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