今回よりスペイサイド地区Aから始めます。リクエスト・ティスティングは順次行って行きますので、今しばらくお待ち下さい。
【A】 ABERLOUR / アベラワー
●ウェブ・サイト・・・http://www.aberlour.co.uk/
●所在地・・・・・・・・Aberlour,Banffshire
●創立・・・・・・・・・・1826年
●所有者・・・・・・・・Pernod Ricard S.A.
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・ベンリネス山中腹の泉
●ブレンド銘柄
White Heather
Clan Campbell
King”s Ransom
House Of Lords など
*その他、現在のペルノ・リカール社製品には多かれ少なかれ使用されていると見なしても良いかも?
【ティスティング No.3】
アベラワー 12年熟成 ダブル・カスク・マチュアド 43% 蒸留所詰め
【色】
赤褐色。スプリングバンク15年より赤みが強い。(チャート1.4~1.5)
【香り】
ややゴム。バニラ。少し溶剤。奥にベッコウ飴。よ~くスワリングするとタクアンの様な香りを感じるが、悪く無いレベル。
【味、フィニッシュ】
香りほどゴムは無い。バニラの甘さとタンニン&酸が程良いバランス。少しだけ麦藁。12年熟成に求める余韻の長さ。点で渋さが残るが良好。
【総評】
現行の12年熟成群の中ではレベルが高いように思う。人によると思うが「タクアン臭」に気付くかどうかで好き嫌いが出るかも?この商品がリリースされた時から扱ってますが、飲み方も余り選ばず勧めやすいので結構信頼度が高い。でも、しばらく置いておくより、出来るだけ開栓したての方が良いとは思います。
#スペイサイド