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楢の樹、燃える(3)

我が家の薪ストーブは、ウォーターフォード&スタンレーというアイルランドの会社が作っています。
ストーブの型名は「ニューダブリン」
もちろん、名前の由来はアイルランドの首都ダブリンです。

ウォーターフォード・ウェッジウッド社が破綻したというニュースが報じられた際には、
その関連が気になって調べてみましたが、ひとまず別会社ということで一安心しています。
ウォーターフォードはアイルランドの都市(州)の名前で、
沢山のウォーターフォードXXXX社があるというわけです。

ウォーターフォード&スタンレー社の前身は1776年から続く鋳物メーカーですが、
家庭用の薪ストーブをリリースしたのは1970年代初頭と意外に新しく、
人気の高いアメリカのバーモントキャスティング社と大差ないようです。
燃焼効率、機能性はアメリカ製の方が優れている、という方も多いです。

スコッチウィスキーとはまた異なる、アイリッシュウィスキーの魅力。

近年、アイルランドの経済同様、勢いを取り戻しつつあると聞きますが、
ぜひ、かつてのピュアポットスチル・ウィスキーを復活させて欲しい!

一方、スコ文研のウィスキーエキスパート試験の勉強を通じて寄せるようになった、
アイルランドのウィスキーや歴史文化への関心は、
確実にこのストーブへの思い入れを深めています。
ですから、側面に施された12世紀の塔(ウォーターフォードのレジナルドタワー)のレリーフはもちろん、アメリカ製の近代的なストーブに比べ、いかにも古めかしい(古臭い?)デザインにも魅力を感じます。

アイルランドの素朴な味わいのウィスキーと同様、
僕のウィスキーライフには欠かせない存在です。

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