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暑い!そうだ、山へ水汲みに行こう。

暑さに追われ、鬼無里へ出かけてきました。

長野でも平野部は気温28度に迫る暑さだったようですが、奥裾花自然園へと続く長い山道には、まだ所々に雪が見られます。

ブナやカラマツの新緑、遠くの青い山並み、剥き出しの岩盤に残雪が爽やかなコントラストを作っていました。

奥裾花自然園はブナの原生林に群生する水芭蕉が見られることで知られています。

今回はウィスキーを割ったりチェイサーに使ったりするための水を汲むことが目的だったので、徒歩か専用のバスを使うしかない最深部までは行きませんでした。
いつも親切にしてくれる売店「裾花館」でおでんをつまみ、水を汲んでもらうと、また長い山道を戻ることにしました。

右の写真は長野のソウルフード、「おやき」です。
帰路、購入してきた鬼無里名物、「いろは堂」のおやき。

おやき、知ってますか?

小麦粉やそば粉の生地に具を詰めて作るローカルな食べ物です。
おやきという名前は、むかし、囲炉裏の周りや灰の中で焼いてつくっていたことに由来しているようです。

おやきと一口にいっても、作り方などに地域差があり、実家の周辺では焼かずに蒸したおやきが基本ですが、今回のいろは堂のおやきは焼くときに油を使っていて、肉こそ使っていないものの、和製ピロシキと呼びたくなるようなボリュームのあるつくりです。

具のバリエーションは、ナス、ニラ、切り干し大根、あんこといった代表的なものから、ノビロ、シメジやマイタケ、かぼちゃなど様々。
味付けは信州味噌をベースにすることが多いです。

写真は「アザミ」のおやきですが、具を写す前に食べてしまいました(汗
ウィスキー党の皆様にとって、「アザミといえばスコットランド」、アザミの伝説でしょう。

ですが、ヴァイキングが攻めてくる心配のない日本の山奥では、アザミも柔らかに育って今日も美味しく食べられてしまいます。

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