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残念な本(;_;)「リタとマッサン」


9月からいよいよ朝ドラで「リタとマッサン」が放映されますね!
 ドラマ化ということで、おそらくかなりデフォルメされるだろうと予想はしていますが、これまでウイスキーに興味が無かった人に少しでも興味を持って貰えるキッカケになればウレシイなぁと思っています。

朝ドラ放映前に竹鶴さん関連の本の出版ラッシュで、タイトルも朝ドラと同じのこの本。 恐らく一番多くの人が読んでみようかなーと思う本だと思います。

・・・が 非常に残念な事に、この本の内容は事実と間違いが入り混じっているようで、大変残念な内容です。
フィクションなので、竹鶴さんが実際に何を喋ったか、あるいはどのような気持ちだったかを空想して書く分には仕方ないと思うのですが、「間違い」はいけません!

自分も決して知識が深い訳ではないのですが、少なくともこれまでに発刊された
竹鶴さんの自伝やニッカの関連資料を一読していれば、このような「間違い」は
書けるハズが無いと思うのですが・・・・。

小説として読んで行く上で、何が事実で何が間違いなのか自分でも判断できない部分
があり、正直読むことが怖いなぁと思います。

例えば竹鶴さんがウイスキーを作って行く上で、恐らく「本物」に拘ったであろう
原酒の混合率についても、この本の台詞では「高級路線」と表示されています。
また、横浜で出会った海軍将校が「シングルモルトを飲んでいます」といった台詞
があったり、当時無かったハズの竹原駅にリタとマッサンが降り立ったと記載されていたり、国産1号ウイスキーを出すにあたって、鳥居さんが「香料を混ぜてもいい」と言ったと書かれていたり。。。。

ううむ。。。 これが多くの方々に読まれるとすると怖いですね。
 活字になると、フィクションであっても、かなり信用性が高いように思えてきちゃいますからね。。。。。 

 

#ウイスキー本

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