いよいよ貯蔵庫!
なんともいえない良い香りがします。 ついに1000番の樽が
登場していました!
ところで、蒸留所の入り口にあった、「樽の切り落とし」が
ここで明らかになりました。
写真の一番上、ホッグスヘッドのお子様のような樽があります。
これはバレル樽の両側を切り落として作ったもので、容量としては
クォーターカスクくらいだそうです。
カワイイ・・・・・・
秩父蒸留所は本当に色々な事をやっていますね。
鏡板をホワイトオークではなく、レッドオークにしてみたり
(漏れが酷く、「二度とやらない!」と肥土さん苦笑いしていました)
様々なシェリー樽、コニャック樽、バーボン樽はジャックダニエルが
届いたとのことで、貯蔵庫の外に並べてありました。
ミズナラ樽も、鋸で樽材を切ったものと、斧で切ったものがあり、
斧で切った方が漏れが少ないのだそうです。
(導管にそって切れるので)
マルエス洋樽さんで作ってもらったそうですが、後継者が居ない
とのことで、今後どうなるか・・・。
が!そこは秩父蒸留所!スタッフの皆さんが樽作りを教えて頂い
たそうで、いくつか樽も作ってみたそうです。
「プロと同じにはなれないけど、簡単なメンテくらいは
できるようにしたい」とのことでした。
ちなみに写真のミズナラ樽、やっぱりすこーしだけ漏れたようで
樽の下の方が少し茶色くなっていました。触ってもいいとの許可
を頂いたので、茶色の物体を指につけてみたら・・・・
「天国」な香りでした。
オーク材の芳香剤ってないかぁ・・・ 本気で貯蔵庫で暮らしたい!
と思ってしまいましたっ!!
最後は、試飲!
「どれでもお好きなものをどうぞ」とにこやかに肥土さん!
と・とても全部は試飲しきれません!
最初にニューポットと2年モノを頂きましたが、これが3年・5年
10年になったら、どうなってしまうんだー!というくらい素晴らしい
モルトでした。
カードシリーズ等を少しずつ全部で8種類くらい頂き、(それ以上
はアルコール許容量と時間の関係で断念)
贅沢な試飲をさせて頂きました
試飲をしながら、樽の話や国産のピートの話等色々と教えて
頂きました。 国産のピートは、お香のような香りがあるそうです。
国産の麦で国産のピート&ミズナラ樽で作ったモルトがいつの日か
出来る・・・そう考えると、ワクワクしますね!
最後に蒸留所の記念グッズをget! マグネットが可愛く、参加され
た皆様がこぞってgetした結果、「売り切れ」となりました(^^;)
夕方になっても雲ひとつない晴天でした。
肥土さんは最後まで手を振って見送って下さいました。
丁寧で最後まで手を抜かない…人に対してもモルトに対しても
同じように向き合っている方なんだろうなぁと感じました。
感動の蒸留所ツアーでした!
#蒸留所