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マトンカシミーリ

週末は給与計算でおとなしくしていました。今月はボーナス計算もあります;

なんとか計算作業は終えて、ボーッとしていると、なぜか刺激物が欲しくなるわけです。。。

私の個人的な統計によるとモルト好きにはカレー好きが多く、さらに至高のカレー屋さんをご存知な方達がたくさんいらっしゃいます。著名なバーテンダーさんも夜な夜なお店を終えられた後、深夜営業のカレー屋さんに通われる模様。

私にも最強のカレーが存在します。現在の地元にあるプルニーマさんというお店なのですが、ここの「マトンカシミーリ」はインドカレーの最終形態とも呼ぶべき一品です。

オーナーでインドご出身の「ババ」さんに伺ったところ、カシミーリカレーはヒマラヤのふもとの特に寒い地方で生み出されたもののようで、辛いのはもちろん、その辛さに持続性があります。

私も唐辛子そのものだけの辛さは苦手で、食べられなくはないもののダメージが残ってしまいます。その点このマトンカシミーリは辛さMAX、複雑なスパイスが空間的にも大きく広がりを見せて脳内をシャッフル。我慢して食べることなど毛頭ムリな仕上がりとなっています。一番上にトマトが乗っており、意外と爽やかな印象を持ちがちですが、騙されてはいけません。

参考までに他のカレー好きの方のインプレッションを抜粋してみましょう。

””私の経験から言うと,マトンカシミーリは最初の一杯で昇天し,次の2杯で口が麻痺,最後の3杯で胃が溶ける感覚に襲われるという,日本人殺しの味.ババさんも,「はっはー,カシミーリ以外のカレーはカレーじゃないよー.はっはー」だそうだ.
4杯目をスプーンですくおうとすると,体が動かないという拒否反応が出るから,カレーの道を進むのは 厳しいということが分かる.””
http://cdet.jugem.jp/?cid=121

””これまでに多くのインド料理屋さんにいきましたが、プルニーマに勝るお店は見つかりません!実家に帰ったら必ず行くお店です。ここの料理は種類も豊富でど れもとても美味しい(その分、多少値は張りますが)。カレーは辛いだけじゃなく、辛い中にも深い味わいがあります。私はカレーではシーフードやマトンが好 きです。辛いのが得意な方は「~マサラ」を頼むといいと思います。未知の領域にチャレンジしたい人はマトンカシミーリを頼んでみてください。昇天します。。また満月の日に夕方来店するとマンゴージュースがサービスされます!””
http://restaurant.gourmet.yahoo.co.jp/0003365019/review/detail/2/?sort=31

「昇天のカレー」

そんな知る人ぞ知るお店が、いわき市にあるのです。。。決して辛いだけではないのが、度数が高いだけではないモルトウイスキーにも共通します。マトンカシミーリ、たとえるならばギリー71でしょうか。

いわゆる上野のDさんや品川のDさんのカレーよりも、水分が少なく(おそらく水は添加していないでしょう)、粘性があります。こちらのババさん、どうも日本に来てから料理を始めた方が多いインド出身者とは違い、すでに現地で相当な料理人としてのキャリアをお持ちなようです。

BARもそうですが、やはり突き抜けた知識や技量を持ったお店は違いますね。通っていても気持ちがいいです。他に代わりが務まらない、真似できないのが孤高な存在足り得るキーワードなのでしょう。

辛いのが苦手な方にはバターチキンカレーがオススメです。これも素晴らしいトロミが出た、辛い物好きな方にもサイドメニューでオススメな一品です。。。が、ここのお店の単品カレーは量も半端ないので、複数人数で行かれるか、食べきれない場合は持ち帰りも可能なので、それもまたいいかも知れません。

日本人の奥さんがいらっしゃって、ババさん本人も日本語が堪能です。いつも日本人と海外からのお客さんと半々ぐらいな、田舎としては非常にインターナショナルなお店です。

書いているだけで、そろそろ我慢も限界に来たので、食べに行こうと思います^^:

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