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BBIは続くよどこまでも Benriach 1968 High Spirits

 今年は何年ぶりかでお盆休みらしいお盆休みになりました。
 お家の用事が結構溜まっているので、
 のんびりゆっくりばかりもしていられませんが、
 それでも、気持ちがずいぶん緩まります。

 さて、Benriachも一区切りなんて
 前回のブログに書きましたが、
 今日もBenriachです。
 区切りはついても、まだ続いてます。
 1968年蒸留のHigh Spiritsです。
 開栓とその一月程度後と二度飲んでいます。

 Benriach 34yo 1968-03 50.4% Sherry-Cask #2590 High Spirits
  開栓で。
  初めはいかにもピアレス。
  徐々にシトラス、桃。
  桃はネクターから土壁へ。
  そしてパイナップルも少々。
  戻り、鼻抜けの香りが素晴らしい。
  残り香にいぐさが残るのはシェリーだからか?
  シトラスは少し皮を見せ始め、
  ジンジャー?スパイス、干し草もわずかに。
  少しの時間で68らしさがでるので、
  液面がちょっと下がれば抜群になるのでは?

  開栓から一月と二週間後。
  アルコールと共にクリアな
  レモン・グレープフルーツなシトラスが皮付きで香る。
  少しの蜜甘い樽木も。
  口に含んで透明感のあるシトラスが広がる。
  やや南国よりのオレンジ。
  高度数と皮或いはワタの苦味に全く負けない、
  むしろお互いに引き立てあうタンジェリン。
  裏に少しのパッションフルーツが南国味を足す。
  経時的に粘性を帯びて、ネクター、土壁感が少しずつ。
  支配的ではない。
  優しい木材の甘さ、少しの鰹出汁。
  蜂蜜ホットケーキ。
  クリームは僅かにで弱め。
  揮発するアルコールに載せて、
  のどの奥からの香味が強く長くて素晴らしい。
 

 うん。開栓からなかなかに美味しいボトルでした。
 whiskybaseを参照すると#2590はHigh Spirits向けで、
 Duncan Taylorにはこの樽番はありません。
 日本では2006年に47%で#2590のリリースが
 Duncan Taylorからありました。
 一方でHigh Spiritsは
 日本でのオファーはなかったんじゃないですか?

 さて、次回からはまたIslayに戻りましょう。

 では、ごきげんよう。

#Benriach

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