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来たから開ける Aberlour, Glendronach, Springbank

 あ~、やっぱりブログをさぼってしまいました。
 言い訳をすると、台湾に行ってたからで、
 相変わらず会社とホテルのWiFiはダメで、
 現地キャリアのSIMカードでたまに見ることができるって感じ。

 え~と、備忘録は・・・
 台湾に行ったのと、誕生日一つ。

 さて、予告通りにボトルが届きました。
 日本での流通は少ないと思いますが、
 コレクションしたり、瓶熟を待つようなものでもないので、
 さっさと開けて味をみましょう。

 まずはこれ。
 AberlourのHand-Filledです。

 Aberlour 16yo 1996 58.6% "warehouse no1" #6342 1st Sherry Cask
  開栓で。
  シェリー、ナッツ、金柑、べっこう飴。
  乾燥したクッキー。
  少しピート。
  ゴムは無い、革はわずか、硫黄は徐々に上がってくる。
  オイル或いはインク。
  アルコールとともに、オレンジがワタ付きで戻って来る。
  次第に香ばしさ、チョコ。
  やはりナッツ。
  熟成感はあるけれども、
  複雑というよりアルコールに負けない強い味が
  やや単調に感じられる。
  少し加水した方が良いのかな?

 シェリーとナッツが強めなので、
 もう少し落ち着いて味の数が増えてくれるとうれしいかな。

 さて、次はGlendronachのHand-Filledです。

 Glendronach 21yo 1993 58.6% #474 sherry butt
  開栓で。
  濃厚なシェリー、ドライフルーツ、香ばしいカカオ。
  強めだが上品さを保つ。
  しっかりとした熟成感が、
  上質のシェリー樽の味わいを、まろやかにかつ厚くしている。
  甘香ばしさはアルコールによるドライさと
  バランスして心地いい。
  ビターオレンジにクリームが交差する。
  ナツメグ、シナモンなどのスパイス。
  ナッツ、煙りを蓄えた木材感。
  余韻も含めて、開栓からなかなかの出来映え。

 うん。さすがに、的を外さないなぁ。
 開栓から納得の味わい。

 三本目はSpringbankのSwedish Whisky Federation向けです。

 Springbank 13yo 2000 48.7% #276 fresh port pipe OB for SWF
  開栓で。
  ポートは強くなく、取ってつけたようではなく、
  ベースに混和している。
  比較的鋭くピート。
  潮と言うほどではないが、海を少し連想させる。
  少し燻製のハム。金属的な味わい。
  酸味は抑制されたグレープフルーツ系シトラス。
  風邪のシロップ薬。
  ナフタリンのような気配があるが、
  ネガティブな意味ではなく、揮発する薬品のような感じ。
  再度グレープフルーツ。
  フィニッシュ独特の甘さが無く、
  切れよく楽しめる一杯。

 おっ。結構いいですね。
 Port-Pipeが突出せず、シトラス+ピートとバランスして、
 切れ味の良さが楽しめます。

 さて、小瓶を作ろう。
 独りで飲んでも仕方のないボトルだから。

 う~ん。
 明日も更新できるかな。
 がんばろう。

 では、ごきげんよう。

#Aberlour #Glendronach #Springbank

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