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同じ特徴、違う個性 Bowmore Bi Centenary NAS

 台湾に行かなければならないのに、
 台風が困った進路になっちゃってる。
 往きも帰りも大丈夫かなぁ・・・

 さて、今日はBowmoreのBi-CentenaryのNASを。
 同じ週に別のお店で飲みました。
 両者の個性は少し異なっていましたが、
 いずれ劣らぬ素晴らしい味わいでした。

 まずは帯広の東手にある秘境のボトルを。

 Bowmore NAS 43% "Bi Centenary" for Duty Free
  杏仁豆腐、クルミの油脂、ヨーグルトの上澄み。
  ピート、ヨードは、ネクター感のある果実と共に
  じわじわと包むように上がってくる。
  経時的にトロピカルが、鋭利かつ硬質な輪郭のピークを持つ。
  素晴らしい。
  油脂は濃密に動物のような方向へ。
  それが包み込むピート・ヨードと渾然となる。
  アルコールがやや落ちて、外に放つ味わいよりも、
  内に秘める濃厚な味わいが増すように感じる。
 

 ねっとりと複雑なベースの上に、
 ぴょこんと立つ明瞭なトロピカル。
 50年~60年代前半と60年代半ばの
 両方の良さを感じることができました。
 強さと引き換えに濃密な混和感を得ており、
 瓶内変化は充分にあるのでしょう。
 このボトルは裏に、
 "Duty Free for Exportation Only"とのラベルがありました。

 もう一つは、スコッチバーでは無いようなのに、
 何故かヤバ気なスコッチが一杯ある、大阪の秘境でのボトルです。

 Bowmore NAS 43% "Bi Centenary"
  酸味は抑えてシトラス、マスカットが、
  杏仁豆腐に混ざる。
  ピート・ヨードは押しては来ないが、鋭利な薄い刃。
  果実は次第に南国よりになるが、
  全体に混和して、突出した輪郭を示さない。
  むしろ全体として、瓶内での経年的な影響が少なく、
  未だエッジのある輪郭を残すよう。
  油脂感はは高くなく、野生は感じない。
  むしろ、ピート・ヨードがネクター感のある果実の中で高まり、
  しっかりとした味わいが強くなってくる。

 こちらはオールドボトルの瓶内変化を見せつつも、
 しっかりと強い味わいを残しておりました。 

 先のボトルとはラベルが違いますね。
 確かスコットランド(グラスゴー)で買ったと言ってなかったかなぁ。
 酔っぱらってるから、記憶が曖昧です。
 後、こちらではCetificateのようなものと、
 手紙のような封筒に封筒に入ったものを見せていただきました。
 手紙の方にはVattingに関する記述があります。

 さて、次回も頑張って更新できるといいな。
 では、ごきげんよう。

#Bowmore

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