MENU

パンツは家で脱ぎましょう Benriach 1976 for Whiskysite.nl

 今日はバーに飲みに行ってきました。
 土日は仕事でなければ家庭が第一優先になるので、
 お酒の用事は基本的に発生しません。

 なので、
  「日曜に来るなんて珍しいですね。」
 と言われました。
  「嫁さんが子供連れて実家に帰ったんで。」
 と私。

 まぁ、そんな事情で日曜の外飲み。
 いろんな意味で楽しかったです。
 妻が子供を伴って実家に行ったのは、
 私が外でパンツを脱いだのがバレたから・・・
 のではありません、きっとそう・・・だと思いたい。

 さて、そんな今日のボトルはこれ。
 オランダWhiskysite.nl向けのBenriach1976です。

 Benriach 36yo 1976 40.1% #3012 Ref-Hogs for Whiskysite.nl
  開栓で。
  和紙、シトラス、蜜甘い香り。
  開栓直後だからか、さすがにアルコールが鼻を刺す。
  香りはシトラスから、リンゴ+ブドウへ。
  口に含んで、アルコールのアタックは弱く、
  ぬるりとした感触でオレンジ系シトラス、
  チョコバナナにクリームの入ったクレープ。
  鰹節、或いはおがくず。
  ややオイリー。
  白桃と黄桃の間の桃感。
  しかし「もも!」っていうほど強くはない。
  度数が低く、シトラスが苦みを伴って伸びてくるわけではないので、
  もっさりとした甘味が優勢になる。
  氷投入。
  雑味が抑制されて、シトラス+桃+バニラクリーム+木材甘さが、
  クリアになってスッキリ。
  ただ一方でアルコールがさらに弱まって、
  飲んだ感が乏しくなる。
  ストレートとロックで飲み比べ。
  うん、ロックはやはりクリアにBenriachさが出て、
  もっさりせずに締まる。
  けど、製材屋(私の子供の時には近所にたくさんあった)さんにある、
  新しい木材の鼻につくような香りがやや残る。
  ストレートは、やはり弱く入って、桃+バニラクリームもっさり、
  そしてシトラスという感じ。
  で、嚥下後に揮発していくとともに、
  BBI76のサンプルを飲んだ時のような儚い桃感。
  淡い桃水はそれをほうふつとさせるけれども、
  やはり、樽木から?バニラクリームがしっかりと主張してくるのは
  BBIサンプルとの違い。

 うん、やはり度数が低いと、
 最近のリリースと味の傾向は同じなれども、
 後に残る飲んだ印象が異なってきますね。
 2009年ボトルのTWFやLMdW向けのような味わいを求められたならば、
 このボトルはやはり度数の低さからくると思われる、
 足の鈍さを指摘されるでしょうね。

 でも、これはこれでいいですよ。愛しい味わいです。
 絶対的な出来栄えというよりも、
 肩入れしたくなるBenriach76に対する愛しさ。
 漂う淡い桃水。
 むしろ、バニラクリーム+木材な甘さもなければいいくらいに・・・
 あぁ、偏った話を長々とすいません。
 それもこれも値段を考慮しなければ・・・ですが、
 ここ数か月のリリースを考えれば、
 Whiskysite.nlさんは頑張った値付けではないでしょうか。

 註)
  テイスティングコメントが長くてくどいのは、
  端的にいうと酔っぱらっているからです。
  贔屓の引き倒しのようなのも同様です。
  なので、客観的な味の分析よりも、
  こびりついた思い入れが前面に出てきている恐れがあります。
  直球で参照されないよう、ご注意を。

 では、ごきげんよう。
  

#Benriach

この記事を書いた人