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海関係ないし約束もしてない Portellen TR/Antica-Casa/Waldhause

 あ~、なんだか忙しいです。

 前回に入れ忘れた備忘録は、娘3号と行った思い出のマーニー。
 娘1号が、「映画行きたいな」って振るんで、
 「マーニーは?」って勧めると、「子供向けじゃない?」って返すから、
 「大人も楽しめるし、小さい子より高校生以上の方がわかるよ」と戻す。
 「行ったの?」、「3号と行ったよ」。
 「渚のマーニー?」、「海は関係ない」。
 「約束のマーニー?」、「指切りもしてない」。
 「思い出のマーニー?」、「やっとかよ。お前のボケ長ぇ~って」。

 前回からは・・・、台湾から戻って一日置いて、
 一泊二日、往復500kmの運転で娘2・3号の接待。
 海・プール・博物館。
 ふひ~、義理は果たしたけど、疲れた。

 来週は人生最後と思しきコロラドで、
 帰ってくると東京、1号の接待、台湾と、家にいる暇なさそう。
 何か、行ったり来たり忙しい。
 CooleyとAberlourはそのあとに小瓶詰めします。

 で、今日は・・・
 ブログの間隔が開くと、材料が溜まり過ぎて逆に困るなぁ。
 ん、じゃ、今回はPortellenで。
 続々出てくる近年のオフィシャルは、
 私の甲斐性では飲めてませんけど。
 それでも、いろんなボトルが最近でも手が届くのは、
 いいバーがあればこそ。ありがたや、ありがたや。
 まずはこれ、Three Riversです。

 Portellen  23yo 1982-05 51.8% Ex-Sherry-Butt TR
  ピートがシャープに来て、ヨードもグリグリと。
  樽木、出汁しっかり。
  果実感はあれども、ピートやヨードの脇役で、
  どっしりなポートエレン。
  もう少し切れて欲しいかなというところ。

 次は同じ店で十分に中身が残っている時と、
 ほぼ終わりとで飲んだ、Sestanteです。

 Portellen 15yo 1974-90 40% Sestante for Antica Casa
  じわじわとピート、ヨード。焦げはない。
  繊細なレモン系シトラスが、
  控え目な乳酸飲料っぽさに混ざってぐりぐりと。
  クリア。樽熟成の味わいがある白ワイン。ネクター感。

  ほぼ終わりのボトル。
  度数の低さからか味はやや丸みを超えて弱くなり始めているが、
  待っていると次第にタール、ピート、磯、
  レモンヨーグルトなどいろいろと上がってくる。
  攻めてはこない。甘噛みのようにじわりと締めて来る。
  充分にアイラを見せてくれるが、
  一方で、薄刃な鋭利さと儚さを持っているところが楽しい駆け引き。

 オールドの短熟は非常に希少ですが、
 とても楽しませてくれますので、ホントにありがたくも嬉しいです。
 確かにアイラ。なのにそれをしみじみと味あわせてくれました。

 さて、もう一本は、Silent StillのSwiss向けです。

 Portellen 22yo 1979 59.3% Ref-Sry-Butt
           Sig-Silent-Still for Waldhause Swiss
  開栓ながら始めから上出来な、リフィルバットの味わい。
  切れるシトラスにシャープなピート、
  60度近いアルコールも同じ波長で乗ってくる。
  い草、烏龍茶。生姜。
  逆に少しバニラを伴う甘さ。
  樹液感のある樽木が充実。
  後半、やや樽木に支配される気配を見せるが、
  バランスを見出さない所に踏みとどまる。

 開栓でこれなら、もっとキレキレに育つのではないでしょうか?
 も一度飲むのが楽しみです。

 ん。
 明日も忙しいな。
 では、ごきげんよう。

#Portellen

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