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限界突破 Bowmore 12yo Largiemeanoch

 オールドボトルってやっぱり難しいですね。

 マッカランやスプリングバンク、アードベッグにボウモア、
 このあたりはさすがにおいしいけれども、
 今や値段もべらぼうだ。
 さほどメジャーでなくてもカーデュの8年やトーモアの10年みたいに、
 とっても美味しいオールドはあると思ってたし、言っていました。
 また、ファークラスの5年のように、
 シェリーで着飾らない短熟のオールドはウィスキー本来の味で・・・とも。

 でも、これはキタ~
 キタなぁ。
 こんなのを飲むと、やはり私ごときではオールドは語れないなぁと、
 そして敬虔な気持ちになって対面します。
 (でも、ゴクゴク行っちゃうけどね。)

 さすがオールドのBowmore。さすがSherry。
 本日は1967年蒸留の12年熟成。
 "Largiemeanoch"です。

 Bowmore 12yo 1967 54.2% 75.7cl #2655/6/7
               "Largiemeanoch" for Howgate Wine
  上品で伸びやかなシェリーの香り。
  口に含んで、そのシェリーに混ざり合ってトロピカル。
  取って付けたようではなく、
  しかし探しに行く必要のない明確なトロピカルを示しながら、
  少しの酸味を持った赤い果実も。
  厚みを持って適度な煙、ピート。
  素晴らしい。
  感動的なレベル。
  余韻もしっかりと厚く長い。

 あぁ。ここまでくればスゴいと思えるレベルを超えて、
 まさに限界を突破した、感動的とまで言える美味しさでした。
 まぁ、私の限界なんて・・・って話もあるかもしれませんが、
 いや、これはすごかった。
 12年熟成?さらに脱帽。

 こんなすごいボトルをお持ちで、
 また飲ませてくださったマスターにも脱帽。
 そして感謝を。

 では、ごきげんよう。

#Bowmore

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