朝の天気予報を見て傘を持っていくたびに、
差さずに持って帰る日が続いています。
こんな時って、
持っていかなかった日に限って雨に降られて濡れる、
引きの弱さを暗示しているようで、いやなんですよね。
さて、久しぶりに連日更新。
今日はここいら飲んだ、Glenmorangieを。
ここいらといっても、
全然最近じゃないのまで整理せずに放ってあったから、
飲んだ順にならべていますので、
下の方は、結構前になってたり。
さて最初は、Madeiraフィニッシュの初期ボトルです。
Glenmorangie 43% OB "Madeira Finish" First Release
べっこう飴。紅茶。
ナッツ入りキャラメル。ザラメ。
コメント短いですが、味の良しあしとは関係ないです。
この時は結構な種類を飲んだ中のトップバッターでしたので、
そうなっただけです。
さて、次は、陶器の150周年ボトルです。
Glenmorangie 43% 70CL OB 150th Annive.
柔らかな麦、キャラメル。
酸味や尖り無く優しいシトラスは、クリームの中に。
樽木もでしゃばらず、すべての味わいがうまく混和して素晴らしい。
香木やスパイスは複雑さを足すのみで、障りは全くない。
癖のない蜂蜜と酸味なくオレンジネクター、塩気無いナッツ。
ズバリ好みです。
圧倒してきませんが、
その優しい味わいを噛みしめることができます。
また、ゴクゴク飲んでもまたうれしいです。
次は1972ビンテージです。
Glenmorangie 1972 46% 75CL OB
上品に樽木、花、シトラス。
香りは伸びやかで心地よく。
この日は非常に印象深いボトルが多く、
相対的にこのボトルの印象が薄いが、
本来はもっとじっくり味わえば、
高い評価になってしかるべきなのだろう。
うん。ちゃんと評価できていないものを載せるのもどうかと思いますが、
備忘録的にはなんでも記録しておく方が、
後々便利ですので。
次は90年代ボトリングの25年熟成です。
Glenmorangie 25yo 90s 43% OB
こもっているよりは、控えめにオロロソシェリーの味わいを醸すよう。
シェリーは樽木とピートに惑わされたのか、
暖めた木材、優しく煙り。カカオ漂うクッキー。
酸味無くドライフルーツ。
経時的に木材は優しいバニラを奥に持つ。
確かにしっかりと開いているとは言いがたいが、
大人しい見た目の下に、厚みを確かに感じさせる一杯。
まだまだ来るだろう。
この時に飲んだのはDFS回りのボトルだと伺いました。
落ち着いておいしいですが、ピークはまだ先だと思わせました。
次は、ワイン&フォーティファイドワインフィニッシュの
"Companta"です。
Glenmoraigie 46% Private Edition 2014 "Companta"
香り、口に含んでも、こってりと甘い。
フォーティファイドワインの方から?硫黄。
スパイス。ローストの強いコーヒーにミルク。
ミタラシだんご。
しっかりと醸造酒感だが、酸味はあまりない。
これなら、かなり濃い食事の後でも良いし、
また、ロックも良いのでは?
しっかりこってり甘いです。
これはウィスキー好きという方でなくても、
広く好まれる味わいではないでしょうか。
次は、"The Native Ross-Shire"です。
Glenmoraigie 10yo 1980-90 58.0% #4345 "The Native Ross-Shire"
しっかりと木材、樹液感、やや生臭いくらいな樽木。
グリグリと乳製品。
強い押し、一方で粗野な荒さはなく、
安心、定番の飲み応え。
うん。外れなく楽しませてくれます。
度数が高くて強さもありますが、
尖りを見せない包み込むような味わいがいいですね。
次は、80年代ボトルの18年熟成です。
Glenmorangie 18yo m80s OB
シェリーは強くなく、麦感は少し香ばし目。
樽木は苦みなく、しっかりしつボディを太く支える。
オールドかつ高くない度数の割には、
混和感や瓶内の変化、
或いは乳飲料のグリグリした感じに乏しく思ったが、
残り香のこなれ具合から察するに、
早飲みに過ぎたきらいがある。
少し反省。
もっと行けるはずという思いがありましたが、
どうも、それは早飲みに過ぎる私のせいだと思われて・・・
って、あいかわらず反省なく早飲みです。
Glenmoraigie 1993 46% Private Edition 2012 "Elanta"
樽木からの甘香ばしさが素直に。
新樽らしいが、シェリー或いはポートフィニッシュの香り良さ。
延びのよい果実は赤い果実とシトラスの間。
複雑ではないが、バランスよく飲みやすくおいしい。
度数が低すぎず高すぎず、これもバランスよい。
新樽とは思えない味わいでしたが、
素直においしいといえるものでした。
さて、最後はオフィシャルではないものを。
SMWSの16年熟成です。
Glenmorangie 16yo 1992-09 52.4% SMWS 125.24
フィニッシュ?というくらいに、
コーティングされた甘さが、最初に来る。
バニラ甘さとスパイスの、樽由来の味わいがバランスよく伸びる。
樹液、明るい麦、カスタードクリーム。
反面、黒胡椒、ナツメグ、赤唐辛子。
残り香で、しっかりとチョコレートは、
ビターよりはホワイト。
新樽の味わいがしっかり前に出て、
リッチに楽しめるボトルでした。
さて、明日も更新できるかな。
では、ごきげんよう。
#Glenmorangie