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ラストスパート Highlandpark Official Bottles

 さぁ、忘年会も終わって、年越しに向けてラストスパート。
 家庭も、仕事も、お酒もですね。
 今年をしっかり締めて行きましょう。

 さて、今日はHighland Parkを。
 あ~、なんだか溜まってきたなぁと、
 今回はOBのボトル達をまとめます。

 まずは、トール瓶の8年。
 海岸ラベルです。

 Highlandpark 8yo 70s 43% 75cl Cream-Coast-Label Italy
  しっかりとした飲み応え。
  8年には思いがたいくらい。

 コメントは短いですが、これはかなり美味しかったですよ。
 ボディもしっかりして太い飲みごたえながら、
 荒さなく熟成感もあって。

 続いては12年のシルクプリント。
 Normal-H(オーナメントを最初のHに使わない)のラベルです。

 Highlandprak 12yo l70s-80s 43% 75cl Silk-Print Normal-H
  しっかりと樹液、煮出した紅茶、
  意外にも強めにピートを感じる。
  畳、みりん干し。
  下にパンケーキ。

 さらに、ドイツ回りのNormal-Hです。

 Highlandpark 12yo l70s-e80s 43% 75cl Silk-Print "Normal-H
Humburg
  開栓で。
  ピートハニーヘザー。
  麦感というかボディは穏やか。
  鰹出汁。
  さらりとした樹液感。
  落ち着いているが薄くはない。

 もう一つ、12年のシルクプリントを。
 こちらはオーナメントのHを使う方です。
 小瓶わけをいただいたので、写真は無しです。

 Highlandpark 12yo m70s-e80s Silk-Print Ornament-H Italy
  花、果実の香り爽やかに。
  少し乾物臭。
  シトラスの凝縮、素晴らしい。
  薄くピート。少しの塩気。
  チョコ。シェリー熟成。
  優しくみりん醤油。
  ややオイリー。樹液感。
  香りにオールドのコモリを残すが、
  味わいは若さと熟成の両立が素晴らしい。
  ビターオレンジ。
  カカオ、煙草の葉。紫蘇少し。
  のどの奥に白胡椒。
  意外なくらいに、蜜や麦キャラメルな甘さよりは、
  ビターな香ばしさ。
  経時的に少しサルファリー、篭もり。

 シルクプリント12年は、やはり素晴らしいスタンダードボトルですね。

 Whiskyfun.comを見ても、オーナメントHの方が古いようですが、
 70~80年代の分類は具体的にはどうなっているんでしょう?
 私は恥ずかしながらはっきりわかっていません。

 続いては90年代の12年熟成です。

 Highlandpark 12yo m90s 43% 750ml Dumpy 
  コニャックなランシオ感。
  ピートは予想より控えめに少し。
  優しく麦を感じてボディはやや弱め。
  少しずつの塩気とピート、
  それにはっきりとしたランシオのバランスが心地よい。
  徐々に果実の凝縮。
  うん、ラベルを見て飲むとヘザーハニーピート。

 原酒に麦しっかりというよりは、
 樽熟成とバッティングで上手に味をつけているなぁ
 という感じでありますが、なかなかに美味しいです。

 さぁ次はシングルカスクの超熟です。
 「傷」ラベルの1976年蒸留です。

 Highlandpark 27yo 1976-03 52.7% 1st-Bourbon #4508 OB for M.D.Forrest
  ピート、ヘザー、紅茶飴、
  オレンジ、グレープフルーツ。
  刺激の弱いスパイス、パプリカ。
  麦感は甘さに被ってカステラ。
  少し樽感がでるが、まとまりの良いハイランドパーク。

 さすがに良くできています。
 度数もあって飲みごたえはありますが、
 バランスの良さでもって、
 押し強くなくHighlandparkらしさを味あわせてくれます。

 さて、お次もシングルカスクです。
 これも小瓶わけのいただきものですので、写真は無しで。

 Highlandpark  1973-07 44.5% OB for Japan #8354
  新しい木材、シナモン、ナツメグ、胡椒。
  杏仁豆腐或いはアーモンド。
  ブドウ、もう少し青く、青リンゴ、マスクメロン、きゅうり。
  ケミカルに粉ジュースを感じるフルーティ。
  華やかさすばらしい。
  柔らかい麦蜜。
  青い草、ミント。
  アップルパイ。
  畳のい草。
  しっかり砂糖の入った紅茶。
 

 少し作ったようなフルーティーさはありますが、
 非常に華やかで、周りを支える味わいも素晴らしいボトルでした。

 同シリーズからもう一つ。
 こちらは1976年蒸留です。

 Highlandpark  1976-07 50.4% OB for Japan #6119
  ブドウ、花、蜜。
  鼻抜けの華やかさが素晴らしい。
  ミント、ハーブ。
  アルコールのアタック。
  果実は徐々にオレンジ優先のシトラス。
  強いが心地良く樽木、バニラ、少しワックス、
  僅かに辛みのあるスパイス。
  樽木や草感なのか、ピートなのかは明確に区別しがたい。
  全体的にハーバル、木材の樹液感と蜜混じり、華やかさ。

 こちらも華やかさを感じて、熟成感もしっかりありますが、
 植物感や樽木がやや前に出てくるので、
 1973年蒸留ほどの完成度はないでしょうか。
 比較するからであって、充分な美味しさなんですけれどね。

 さて、次回はHighlandparkのボトラーズです。

 では、ごきげんよう。
 

#Highlandpark

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