あ~、またドラえもんを見に行くことになるのかぁ。
娘3号も幼くはなくなってきて、
好みも随分変わってきましたが、
これだけは、何年も変わらず好きだなぁ。
もう、何本一緒に見に行ったっけ?
さて、今日はこれを。
Provenanceの1stボトリングです。
去年は中盤と終盤に一度ずつ、
違うバーで飲んでましたね。
印象が同じではなかったので、
両方を記しておきます。
Ardbeg 1974-97 55.6% Bourbon "Provenance" 1st
ファーストアタックでは印象を残して、
しかし75や76のような厚みのある圧倒的な向きに行かず、
さらりとかわす。
タール感も強くないが不足しない絶妙な具合で、
じわじわと醸すように上がってくる。
シトラス、やや焼けた麦感、樽木も突出せず、みんなで支える。
緑茶の葉。新しい畳。
脂や酸味は控えにハム。
全てに突出しない中から浮き出るように、
アードベッグらしい乾いた木炭がそこにたたずんでいる。
もう一つ、同ボトルを。
別のバーでのボトルです。
先のボトルは、開栓から時間も経っているし、
液面も上の方ではなかったのですが、
次のボトルは、まだ開栓間もないものでした。
Ardbeg 1974-97 55.6% Bourbon "Provenance" 1st
度数の高さに載せて、エッジの効いたピート、
戻りの俊敏さが素晴らしい。
開栓1週間程度だからか、今までで最も強いプロブナンス。
優しく鄙びて消えていくような気配は微塵も見せずに、
乾いたピート、潮気少し、シトラスは少し苦味をもたらして。
強く活気は有るが、突出した味わいに支配されることなく、
具合の良い混和感。
何度か1stのボトルは飲んでいますが、
プロブナンスは度数の割には強い押しではなく、
じわじわ来る印象だったのですが、
このボトルは硬質なエッジのある輪郭くっきり系で、
非常に良いキレッキレの味わいでした。
では、ごきげんよう。
#Ardbeg