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運良く Midleton 35yo 1967

 運良く、台風が発着地点の間にある時に、
 台湾に来ることができました。
 飛行機は離着陸共に大きな揺れもなく、問題なし。

 さて、今日からはIrishを少し。
 思いついたように、たまにブログにしていましたが、
 メモを見ると意外にも書いていないボトルが多かったので、
 この機会に挙げておきます。

 Irishを意識して、ある程度の頻度を持って飲み始めたのは、
 梅田の北手、ポケモンセンターがかつて有ったビルのパブ。
 こちらは少し前に残念ながら閉店してしまった。
 けれども、通った間は短いながら、
 いろいろと楽しいボトルを飲ませてもらった記憶はしっかり。
 こちらでは、主にBlendedのオールドを。
 ScotchのBlendedよりもさらに、
 ボヨンとしたというか、鄙びたというか、
 そんな甘さがかえって、ほっこりさせてくれました。

 で、オールドIrishのシングルはと、
 CadenheadのAuthentic Collectionの緑のラベルを飲んで、
 その味わいに大混乱。

 そして近年リリースの80年代終わりから90年代頭の蒸留のものが、
 Benriachの75/76のHogsheadみたいに、
 紙っぽさ或はケミカルを伴った、
 南国系シトラス&トロピカルで、これまた。

 Irishに対する印象は収束どころか発散に。
 まぁ、単に、蒸留所やオールドやBlendedも何もかも、
 一緒くたにするのが間違っているということなんでしょうけれど。

 さて、今日は60年代蒸留で長熟、BlendedのIrishから。
 Midletonの1967年蒸留、35年熟成です。

 Midleton 35yo 1967 41.1% 70cl OB
  クリアな第一印象。
  そしてローストしたナッツ。
  暖めた木材。
  それらは濃さを増すのではなく、
  熟成年数にしては樽感の付きすぎない、
  爽やかさをサポートする作用を。
  まったりとオールドのアイリッシユブレンドと
  一方で、バーボンのような、もわりとした軽快な植物感が、
  矛盾せず折り合う。

 いい感じに予想に沿っておいしいBlendedのIrishです。
 ラベルには、同じ1967年蒸留のMidletonのMaltとGrainを合わせて、
 35年熟成させた旨の記載があります。

 では、ごきげんよう。

#Midleton

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