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おすそわけ Balvenie TUN1509 Batch1, TUN1401 Batch 8/4/2

 最近、TUN1509をおすそわけしていただく機会がありました。
 そういや、TUNてブログ記事にないよね~っと
 飲んだ記録を紐解きながら書いておくことにします。

 しかし、このTUN1509と、
 TUN1401のBatch2と8は小瓶分けなんだね。
 TUNは手に入れにくいし、外で飲む機会も限られますが、
 こうやって、おすそわけで飲ませていただけるのはありがたいです。
 他にも新旧いろんな蒸留所のいろんなボトルをいただくことがありますが、
 そのおかげで、私の飲みの幅が広がります。ありがとうございます。

 まずは、TUN 1509のBatch1です。
 写真はありません。

 Balvenie "TUN 1509 Batch 1" 47.1%
  樽木の優先でシェリーも。
  紅茶飴。
  飴甘さとオレンジピールの交差。
  バニラが仄かに。
  樽木は強いながらも、味わいに尖りなく、熟成を感じさせる。
  やはり樽木。木材の甘さ。
  同時にぎゅっと酸味と緩い苦味の樹液感。
  果実はオレンジ。
  経時的にはシェリー樽の存在感は弱まって、
  バーボン樽或いは新樽のような直球の樽感。
  バッチ8に比べると、シェリーが弱く、生木感が高い。
  飲んでいるとそうでもないが、
  戻りにバニラ蜂蜜がフワーっと香る。
  総合的に前に立つのは、樽木の甘さ。
  厚く包み込む。残り香は畳と木材。

 シェリーよりも、木材の味わいが直球で表に出てくる気がしました。
 次は、TUN1401のBatch8です。
 上記TUN1509と同じ時に比べ飲みしました。
 これも、写真はありません。

 Balvenie "TUN 1401 Batch 8" 50.2%
  シェリー樽の甘い香りが、厚みを持ちながらも強すぎず心地良い。
  さりげなくスモーク、カカオ。
  オレンジ或いはレモンのシトラス。
  酸味も適度に。
  オイルがぬめりのある舌触りを。
  アクのない黒糖。
  全体的に鋭角でなく丸い木材、
  スパイス、煙、カカオ、オレンジ、レーズン。
  素晴らしいバッティングのバランス。
  残り香は畳へ。

 TUN1509に比して、シェリー熟成を感じます。

 次は、Batch4です。
 これはBar飲みです。

 Balvenie "TUN 1401 Batch 4" 50.4%
  開栓なのでやや堅いが、それでも素晴らしく伸びる、
  酸味を持ったドライフルーツ。
  土っぽくない若い赤ワイン。
  濃い、紅茶或いは烏龍茶。
  脂身の無い肉の出汁。

 どうしても、Bar飲みの場合はコメントが短くなりがちです。
 家でじっくり飲みながら、いちいちメモが取れるのとは、
 状況が違いますから、仕方ないです。
 外飲みの場合はその時の飲んでいる状況もさまざまですし。

 さて、最後はBatch2です。
 これも小瓶分けで、写真はありません。。

 Balvenie "TUN 1401 Batch 2" 50.6%
  注ぐだけで、甘いベリージャムの香りが垂れこめる。
  アルコールの刺激、砂糖をコーティングした紅茶。
  樽木に唐辛子なスパイス、皮を伴ったオレンジ、赤い果実。
  香木と枇杷、オレンジマーマレードの同居。
  素早く鼻を抜けるのは、バニリックな木材とスパイシーなシトラス。
  喉の奥にエキスが溜まるような樽木や果実だが、
  えぐ味や渋味という域には至らない、絶妙な調整度合。
  それは嚥下後に喉の奥から、口腔内全体に戻って広がる。
  赤い果実が蜜甘い香りでジャムっぽく始まって、
  果実と樽木の充実した味わいに移り、
  そして辛いとまで感じるスパイスで締めて去っていく。
  焼きたてのホットケーキの様なゆるさと、
  有機溶媒を伴った酸味を持ったシトラスが相まって、
  素晴らしいバッティング。

 やはり、TUNシリーズは、非常にうまくバッティングを用いて、
 しっかりした味わいながらも、一方でバランスの良さがありますね。

 では、ごきげんよう。
 
 

#Balvenie

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