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倍返しだ Coleburn 1980 OMC/Tir Nan Og/Mackillop

 以下は私の周りの狭い範囲の話で、
 台湾全体を見渡した話ではないですが・・・

 台湾では「倍返しだ」も「じぇじぇじぇ」も再放送されているようで、
 「じぇじぇじぇ」は主に日本人が見ているっぽいですが、
 「倍返しだ」の方は台湾人にも結構流行っているようで。

 で、どのようにいうのかを聞いてみたら、
  「加倍奉還」(ジャーベイフェンファン)
 だそうで、漢字を見ればなるほどなるほど。

 まぁどちらも一度も見ていない私では、
 話がそれ以上、盛り上がらないんですけどね。

 このドラマをよく知っている方は、
 台湾で加倍奉還と言ってみれば、
 盛り上がること請け合い。
 (いや、責任持ちませんけどね)

 さて、ラムシリーズが終わって、
 今日のボトルはこれを。
 ん、初登場だ。
 そうか、書いてなかったんだね。
 Coleburn、1980年蒸留を3連発で。
 まずは、OMCの20年熟成です。

 Coleburn 20yo 1980 50% Sherry-Cask 648btls DL-OMC
  舌の奥の甘いシェリー、
  同時にPX?な揮発性の赤い果実が、鼻から抜ける。
  梅ガム或いは仁丹。
  グレナデンシロップ?。
  生姜の甘酢漬け。
  若い赤ワイン。
  えぐ味や苦味は無いが、
  しっかりとシェリー。
  少し酸味勝ちだが、ベルベットな優雅さ。

 上等ですね。いい樽なんでしょうね。
 行き過ぎない適切な熟成年数で詰めたと思います。

 さて次は、スコッチモルト販売のTir Nan Ogからです。
 

 Coleburn 24yo 1980 62.9% SMS-TirNanOg
  コクのある砂糖の甘さ。
  やはり砂糖コーティングのドライフルーツ。
  次第に樽木が強まってくる。
  スパイシーではないが、
  シトラスの皮を潰したような渋みが少し。
  飲んでいるときには乾いた印象があるが、
  残り香にミルクバニラ。
  前はもう少し透明感があったように記憶するが、
  今回はかなりウッディ。

 飲むたびに少し評価が変わります。
 ものすごくいい時と、まぁまぁいい時と。
 下目に振れても結構好きです。

 最後はMackillop's Choiceです。

 Coleburn 20yo 1980 61.3% Sherry-Wood Mackillop's Choice
  しっかりとシェリー。
  その方向は高貴さではなくて、
  ドロリとした濃さに煮干しのはらわたの苦さもあり。
  みたらし団子のタレ。
  むしろやや焦げを持ってテリヤキのタレか?
  干しアンズ、干しぶどう、アプリコットジャム。
  アフターも長く、次第に風邪薬のシロップ。

 悪い意味ではなく下品な方向に濃いくて、楽しめました。
 同じ1980年蒸留で比べても、
 ハウススタイルって?っていうように難しいですね。

 では、ごきげんよう。

#Coleburn

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