BenriachのBatch10の1976は、
国内では割り当てられる順番がとても回ってきそうにないので、
結局海外で調達しました。
一昨日には機上ですので、もうすぐ来るかな。
adamoさんところで記事になっていた
"for van der Boog"はこの昼くらいには売り切れましたね。
こちらも昨日には発送されましたので遠からず。
そしてKinkoさんの3rd、18時から3分ほどで完売でした。
2ndまではもう少し完売時間があったような気がしますが、
さすがにこの期に及んでは・・・
これも発送日は来週前半ですよね。
さぁさぁいよいよBenriachも最後のお祭り前篇にふさわしく、
1976三者そろい踏みの様相を呈してきました。
(祭り後編は?アレですよ、アレ。)
ん?その前に1976で一つブログ記事を忘れてないかな?
いやいや、忘れてたわけじゃないけれど・・・
このボトルについては知りたいことがいろいろあって、
いろいろな人にいろいろ聞いたら、
わかったこともわからないこともいろいろあったので、
ここに書けることも書けないこともいろいろあるのだけれど、
備忘録としての役に立つ程度には書いておこう。
基本的にはBenriach好きなおっさんの
脳内妄想にて構成されたフィクションですので、
まぁ、皆様、そのつもりでご覧くださいますよう。
#808x番のボトルラベルのテイスティングノートはご存知ですか?
そこには"peat"や"smoke"といった言葉が
どのボトルにも見られると思います。
そうです、Peated Hogsheadですからね。
でも、#8082はその限りではありません。
また、#808xの度数はどうでしょう。
これまで、上58.7%で下52%の平均56.1%のところに、
この#8082は42.5%です。
近い樽番でもキャラクターが異なることもあるでしょう。
保管場所が異なれば、元が近くても異なってきます。
それは否定しません。
でも、この樽はホントにそうですか?
この#8082、下記にテイスティングを書いたように、
バッティングと思えるような味わいなんですよね。
例えばStandardのHogsと混ぜたら、
"peat"や"smoke"は薄れますよね。
逆に桃水にトロピカルが足されるかな。
#808xの標準的な度数あそこまで下げるとしたなら・・・
平均的なボトリング本数を勘案して、
それは、40%を切る樽になるのか?
長熟を数残していた#30xxなら、40%を切る樽も中にはありませんか?
それは、度数も落ちている分だけ優しい76の味わいでしょう。
シングルカスクとしては出せない樽を救うことになりますし・・・
Benriach 36yo 1976-12 42.5% Hogs for Caruso
オレンジ、オレンジピール、樽木、ペッパー。
南国よりのシトラスがグッとくる手前で、樽木?の渋みが押さえ込む。
そして下から少しの桃が漂う不思議さ。
液面はまだかなり高いから固いのか?
やはりウッド感しっかりで、烏龍茶に少し煙草の葉。
一方で飴の甘さ。
奥、上顎で揮発と共にトロピカルがふんわり。
併せて少しのトフィー。
ピートはほぼ感じない。
強めのウッド感の下に漂う少しの桃とトロピカル。
それは一つの元から別れたというより、
二つの要素が樽の中で混和しているような味わいで、
バッティングを思わせました。
話は#8082だけにとどまらず、さらに話を進めまして、
最近ボトリング本数が期待値よりやけに低い樽はといいますと、
#963 for TWA : Sherry Hogs
#2013 for Batch 10 : Standard Hogs
#8082 for Caruso : Peated Hogs
なんですよね。
味が見事にばらけています。
しかも、もしかしたら#963は最後の三ケタ、
#2013は最後の#2xxx、#8082は最後の#80xxじゃありませんか?
もう、今抜かなければ次がないことはありませんか?
また上に書いたように長熟樽の多い#30xxは
40%を切る樽が残っている可能性が高くって、
Sherry Buttの#69xxはまだリリースの余力があったりしませんか?
これだけの味を1976で集めることができたなら・・・
三年後にできるものは一体なんでしょう?
三年後?それは2016年。1976年の40年後。
いや、あくまでも妄想ですから妄想・・・
貯金始めとこうっと。
では、ごきげんよう。
#Benriach