MENU

解禁? Benriach 1976 for BBI

 夜明け前に起きて、夜明け前に家を出たのに、
 あー、今日は荷物が届かなかったよー。

 じゃぁ今日は・・・
 今日(正確には昨日ですが)の夕方に出ていましたので、
 まぁ、私も煽っておこうかと思いまして。。。
 うふふなBenriach、1976です。

 Benriach xxyo 1976 xx.x% #**** Hogshead exclusive for BBI
  香り、口に含んでも、第一印象は薄い桃水。
  度数もかなり低く感じる。
  儚い香りに弱いボディ。
  経時的に香りが濃度を増して、弱さを覆い隠す。
  しかし澄んだ桃は濁らず失われない。
  総合的には圧倒な味ではないが、
  透明度の高い桃の香りは他に得難い素晴らしさ。

 サンプル瓶からグラスに注いですぐには、
 白桃果汁を水で薄めた味そのもので、
 「あー惜しい」というその一点でした。
 まぁ残念でしたね、と。
 しばらくの会話の後に・・・
 時間と共に、驚くべきほどに香りが充実してきます。
  じゃぁ小瓶の残りは時間を置いて・・・
 やはり桃水なんですけれども、味に厚みが出てきます。
 桃水が桃を纏ったウィスキーへ。
 薄張りのグラスのような果実味を感じさせるモルト。
 素晴らしい。
 
 「君子の交わりは淡きこと桃水の如し」
 と、荘子が言ったとか言わなかったとか。

 この蒸留所でも、あるいは他の蒸留所でも、
 より優れたモルトは幾多もあるでしょう。
 しかし、雑味を徹底的に排除して、
 凛として透明に澄み切った白桃、
 この香りはまごうことなき"The Benriach"。

 あー、煽った煽った。
 では、明日はMMAな荷物が届くことを祈って・・・
 おやすみ前のごきげんよう。  

#Benriach

この記事を書いた人