台湾桃園国際空港のDFSで、
おまけにもらったミニチュアのKAVALANです。
まずは向かって左のPort Finishです。
Kavalan NA Concertmaster 40% Port Cask Finish
香りはポートフィニッシュが上品に。
飲むとフィニッシュの樽感は主張をすれども意外にも穏やか。
オレンジ、幾分のペッパー。
中盤から煙、酸味の少ないコーヒー豆。
クリーミー?オイリー?舌にねっとりと絡みつく触感。
そしてグレーンかと思うような癖のある甘さ。
バニラ、カスタードクリーム。砂糖水を染ませた木材。
箱書ほどにはボディを感じないが、
線が細いがこっくりとした甘みのある酒をベースに、
非常に上手くポートフィニッシュを掛けたなという印象。
新興の蒸留所ながら、荒削りというよりも
むしろテクニックに長けたという印象を持つ。
平たく言えば、ずるいが旨いというところ。
いかにもフィニッシュで味を付けた感はあるんですが、
過剰ではなく、いい具合に抑えられて、
正直、結構おいしいです。
テクニカルなところでやられたなぁ~と、
ちょっと悔しく、ちょっと嬉しく。
では、おやすみ前のごきげんよう。
#Kavalan