Longrow、これはまた難しい。
鋭利なピート、輪郭の明瞭なシトラス、肉の味わい、
複雑に混じり合って非常においしいのですが、
平均点の高さとは相違して、
ウマすぎてしぬ~となるボトルが、
なかなか現われません。
いかんせん、飲む機会が少ないんですよね。
90年代木下などは今でも時々いただけますが、
あまり色々と種類が飲めていません。
おっ、では"whiskyfun.com"最高点の
これではどうなんでしょ?
期待は高まりますよね。
SamaroliのDreamsのLongrowです。
Longrow 1987-99 45% #334, Samaroli "Dreams"
ピート、煙、燻製のハム、レモンを皮ごと。
ピートは激しくなく、ピリピリと刺激を繰り返しながら、
徐々に厚みを増していく。
飲みこみながら潮気が。
若いが、香りにその素晴らしいバランスよさを感じる。
ただ、口に含むと味わいはやや単調になる。
残り香までスモークした肉にシトラスの皮、木炭。
さすがに旨い。
旨いのだけれども、香りで悶絶だったのが、
味わいでは、かなり旨いというくらいで止まってしまいました。
かなり旨いで何が悪いの?ってところですが、
香り=>口に含んで=>飲みこんで=>戻ってきて=>残り香
という全体で悩殺されるかと、期待に胸膨らみっぱなしでしたので、
その香りのまま、終わりまで突っ走って欲しかったってところでしょうか。
80点期待が90点なら、「おおっ、ウメ~」なのでしょうが、
100点期待で95点なら、「あれっ、えっ、どうよ」、
となるのは、罰当たりの妄言なんだろうなぁ。
あぁ~、未だ修行中。
では、ごきげんよう。
#Longrow