日ごろの行いの良さが実ったのでしょうか、
ESC1・2の飲み比べを行うことが出来ました。
(あんたの行いの良さってどこよって声はとりあえず無視で・・・)
他にもたくさんのMacallanのあるお店ですが、
ESC1・2が同時にあるというのならば、
やはり比べ飲んでおきたいというのが酒飲みというもの。
前回のESC1は樽マジック?というような素晴らしい味わいでした。
さて、同様に評価の高いESC2は如何に?
では、MacallanのExceptional Single Cask 2です。
Macallan 21yo 1980 59.3% #4063, Oloroso Sherry Butt, "ESC2"
有機溶媒も感じさせつつ、鮮やかなチェリーが鼻まで抜ける。
鯖節など、濃い出し汁。
苦みなくチョコ。
果実はドライフルーツに足して、
幾分酸味を連れてヤマモモ。
磨いた木材。
しっかりとシェリー。
嫌みなく革。
やや煮詰めた紅茶。
これまた度数の高さに負けないシェリーの味わいがドーっときます。
ESC1と違って、有機溶媒や革感がいかにもシェリーな感じですが、
その尖り、厚み、強さが非常に高いレベルなので、
アルコール度数の高さは、
むしろ味わいが溢れないように抑えているような、
そんな感じさえします。
枯れのあるMacallanも抒情があっていいですが、
この逞しくもしなやかなMacallanもまた
素晴らしい余韻を長く感じさせてくれます。
では、ごきげんよう。
#Macallan