何度かのdelayがあって、やきもきしましたが、
さぁ、ついにやってきました、我が家にも。
サンプル選びから、ボトリング、ラベル、デリバリーなど、
そのすべてを利益なしにこなされた、
このボトルのオーナーである、Sさんに大変感謝をいたします。
わたしなんぞは、サンプルの味見やラベルがこんなんだったいいなぁなど、
口だけ出すただ乗り状態でしたのに、
やはり、この"BBI Japan"のラベルを見ますと、
改めて感慨深いものがあります。
さて、その味はどうなのか。
サンプルの味は非常に儚い桃感でしたが、
瓶詰めされて、さて、そのままか、変わったか?
Benriach 34yo 1976 40.5% #3041 for "BBI Japan"
香りは紅茶、白桃。
口に含んで予想以上にしっかりとした樽感。
そこから来る、樹液、バニラ。
グレープフルーツ系シトラスがしっかりと果実を味あわせて、
後に皮の苦みを若干連れて甘さを締める。
綿あめ、紅茶、僅かにジンジャー、飲み終わりに唐辛子。
塩気の無いアーモンド、皮の部分を除いたカステラ。
時間をおくほど樽とシトラスの充実感が増してきて、
度数の低さは酒としての強さを抑えるが、
一方で加水することなく、その味わいを堪能することが出来る。
サンプル以上に、味が充実して素晴らしいです。
味の儚さや、度数の低さを心配していましたが、
これぞBenriachと言える風味が開栓から存分に味あえます。
すでに記事をあげておられる聖地のマスターや、kwc_plannerさまが、
1968へ近さに言及されていますが、
はい、それにはアグリーです。
いやしかし、グラスで時間をかけた後に、口に含んでス~っと、
ゴクりと飲んで落ち際に舌の奥でシュア~っと
飲みこんだ後に喉の奥からファーっと上がってくる
シトラスと樽のコンビネーションはホントに素晴らしい。
アルコールがあまり戻ってこないので、
純粋のその組み合わせがゆっくり、感覚がマヒすることなく楽しめます。
BBI万歳。
では、ごきげんよう。
#Benriach