今日は娘二号の誕生日でしたので、
ご希望に沿って外へご飯を食べに行きました。
娘二号は1歳の時に呼吸がちょっと止まったり、
3歳の時に崖から落ちそうになったり、
頭をぶつけての出血が過去2回と、
いろいろありましたが、
ここまで大きく(学年で一番デカい)育ってくれました。
「外に放り出してやる」と言っても、
もう持ち上げられません。
そのうち酔っぱらってたら、放り出されてしまうかもしれん・・・
彼女相手には、父親の人格を疑われそうなこんなエピソードが。
彼女の名前はひらがなにすると三文字。
仮に「うすけ」としておきましょう。
最初は「うすけチャン」と呼んでいました。
ついで「うすチャン」。ここまで普通ですね。
ちょっとくだけて「うすチン」って呼ぶようにしました。
女の子なので、子を付けたくなって「うすチン子」に変わりました。
これは実際読んでみると、長いし語感が悪いので、
縮めてみようとして、あろうことか、
上を省いて「チン子」になりました。
いや、これ実際に使ってたんですよ。
その時、彼女が、
「頼むから、外でその呼び方はヤメて」
と真顔で言うのを聞いて、
バカで恥ずかしい親を持って大変申し訳ないと思いました。
でも何故か、家で呼ぶのは良いと本人も言うので、
今でもたまに使っています。
あぁ~こんな話を書くと、
usukebaで最も父親になってほしくない男性ブロガーに選ばれそう・・・
まぁ、おふざけはこのくらいにして、
記念な日ですので、新しく封を切りましょう。
開栓のボトルはBenriachで。
Benriach 36yo 1968 51.5% #2708 Hogshead
注いで直後は若干の和紙。
わずかに有機溶媒とグレープフルーツの香り。
口に含んで非常に急速に、
グレープフルーツ優先のシトラスが
ワタの苦みを幾分伴って広がって行く。
一呼吸置いて、蜂蜜、バニラを感じさせる、
樽木由来の比較的濃厚な甘みがカバーしていく。
さらにそのあとから、黒コショウと少しの唐辛子のスパイス。
パンケーキ、鰹節、おがくず、表面を削った新しい木材。
若干の苦みに慣れてくると、
輪郭のハッキリとしたシトラスと濃厚な甘みの競演が、
ゆったりと長い時間続いていく。
開栓からシトラスの広がりが素晴らしいです。
ワタの様な苦みも感じますが、
樽からの濃厚な甘みとのバランスに一役買っています。
写真の両脇は1968 37yo #2712と、1968 41yo #2709です。
今日は折角ですから、三者で飲み比べてみました。
#2708は開栓のせいもあってか、一番風味が濃く、
ワタを含んだシトラス、蜜甘さ、スパイスの
いずれもが強めでした。
#2712は他との比較では、
一番優しい味わいで、こってり目の甘さ優先に感じました。
#2709は苦みやスパイスが抑制されて、
最もクリアにシトラスを味わえるように思いました。
同一蒸留年で度数も近いためか、
同時に飲み比べても、
意外なほどに共通した味わいを示します。
まぁ、甲乙つけ難いというか、
平行飲みイベントならともかく、
家ではバチ当たりな比較飲みですね。
1976蒸留に比べると
樽由来の甘みとスパイスが強まっているように思いますが、
今年には1976年蒸留も熟成が35年となってきます。
はてさて、超長熟で対1968としてどのようになって行くのかな?
では、ごきげんよう。
#Benriach