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新旧そろい踏み Balvenie

 梅田北手のパブに寄ったところ、営業中の札が裏返ってました。
 そーっと扉を開けてみると、何人かの常連さんと思しき方々がぽつぽつと。

 「終わりですか?いいですか~?」と尋ねてみました。

 へへーっ、ありがとうございます。
 飲まずに同じ道のりを帰るのはさびしいですから。

 では、とりあえずお任せでモルトを・・・。
 で、新旧飲み比べっと。

 旧瓶は以前に紹介したコニャック瓶です。
 新しい方は、またラベルが更新されてこれも最新ではなくなりましたが、少し前の現行品ですので、新旧といってもいいでしょう。



 Balvenie 10yo 40% “Founder”s Reserve” Cognac Bottle
 Balvenie 12yo 40% “Double Wood” Tradicional Whisky Oak & Original Sherry Oak

  どちらも上品で穏やかなシェリー感。
  その下に蜂蜜、バニラ。
  旧瓶の方が甘みが濃く、蜜と砂糖のしっかり入った紅茶飴。
  新瓶の方が同様の甘さの傾向はありながらも、若干の煮た生姜を連れて切れ味が良い。
  旧瓶が和紙の様な枯れを感じさせるのに対して、新瓶が新樽に近い木材と胡椒を感じさせる。

 しっかりとしかしべたつきのない甘さと、
 シェリー+バニラを感じさせつつも、スパイスを連れた切れあがりの良さ。
 気分次第で、どちらにも好感が寄せられるのではないでしょうか。

 現行(もしくはそれに近いもの)の中では、マスターは気に入っている方だそう。
 たしかに、「昔は良かったぁ~」と嘆くだけではなく、
 充分においしく飲める新旧飲み比べでした。

 では、おやすみなさい。 

#Balvenie

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