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後からくるよ Glenlivet Unblended

 某有名バーの周年の日。

 予想通りの込み具合ではありましたが、
 いざ盛況ぶりを前にするとまごまごしてしまいまして、
 ウスケバブロガーの先達に、助け船をいただきました。

 さて、その日の1杯目・・・は写真を撮り忘れたから、
 2杯目を。



 Glenlivet 20yo 1970s OB unblended
  香りは柔らかい花、バニラ。
  口に含んで、割としっかりとした麦。
  葉っぱからミントの清涼感と、
  暖めた木、ザラメ、カカオの香ばしいコクが共存。
  風味とも、尖った感じはなく比較的穏やか。
  熟成感は20年よりは短めに感じるが、
  樽のきつさもなく、程よい滑らかさ導いている。
  嚥下後に喉から揮発するに従って、果実が強く立ち上る。
  果実は比較的南国向きのパパイヤ、パッションフルーツ。
  ただ強いとはいえ、フレッシュや発泡感があるわけではなく、
  落ち着いてはいる。

 俗にいう赤玉です。
 赤いアザミのunblendedやpuremaltより甘香ばしさが少なく、
 意外にもベースの太さと凛とした輪郭がどちらも感じられます。

 思ったほど果実感は少ないなぁーと思っていましたが、
 最後に南国感を含んだ果実が、さぁーっと湧きあがります。
 それがかなり強くスピードのある広がりなので、
 一瞬、ハッとさせられました。

 赤いの青いのを一度同時飲み比べしたいなぁー
 ってのは贅沢にすぎますか?

 では、おやすみなさい。
 
 

#Glenlivet

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