連日だけど、ウィスキーを忘れてないよ。
ホントだよ。
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そのバーは、ウィスキーだけでなく、ラムもお勧めだ。
カクテルもコンペ系ではないが、静かに流れるように作る。
でも、私はモルトばっかり。
マスターも、無理に勧めてくることはない。
そうだ、最近あるバーで勧められてラムを飲んだんだから、ここはラムで締めてみよう。
「こないだ久しぶりにラムを飲んだらとてもよかったので、
今日はラムで締めます。良く知らないので銘柄はお任せで。」
マスター、いつもポーカーフェイスで冷静なのに、明らかに嬉しそうな反応に見えたよ。
「その時は何を飲まれました?」
「この店にもあります、Uitvlugtの36yoを飲みました。
それと同じように楽しめるラムをお願いします。」
おー、ラムは慣れていないと言ったのに何飲んでるんだって、やや困惑に転じました。
「では、同じGuyanaで行きますか?
Islayモルトの様なJamaicaにしますか?」
でもさすが、いろんな怪しくも珍しいラムが豊富なだけあって、
ちゃんと組み立ててこられましたね。
では、Demeraraで行きましょう。
Demerara 30yo 46% BBR Berry's Own Selection
Uitvlugtに比較すると、砂糖な甘味を感じられる程度に
アルコール度数と味は穏やかだが、それでも相当な力強さ。
煮詰めたベリー系の果実。
革、コーヒー、火にくべた木、黒糖パン。
グルナッシュとシラーの赤ワイン。
セメダインにゴムが鼻に抜ける。ワックス。
焦がした醤油入り味醂。
メザシのハラワタと鯖節。
プリンとそのカラメル。
長く口中に焦がした砂糖と鞣し革が残る。
あっこれは、落ち着いて甘みといろんな香味を味わう余裕がある。
これでも、充分以上にパワフルだけれども、
Uitvlugtを間近で覚えているので、このボトルの上品さが良く分かる。
うん、余韻がたまらないね。
Jamaicaもちと味見を・・・
おーっ、確かに島物の潮が感じられる!
また、これも試さないといられなくなったなぁ。どうしよ。
でも、次はウィスキーに戻ってくるよ。
では、おやすみなさい。
※ 誤字修正
※ も一度誤字修正
#BBR