今日はこれですよね。
コラボのAgencyボトルでは、WhiskyNotesのRubenさんは最上級の絶賛で、
Whiskyfun.comのSergeさんは90点という高いけど低い
(そのサイトを見ている人はこの意味がわかって下さるかと)
点数を付けた後に、
”already got a lot of flak from some friends,
it seems that this baby ”should” deserve much more than 90 pts after some breathing.”
(Whiskyfun.comより引用)
と言わしめた、曰くつきのボトル。
さて、お味はいかに。
Longmorn 37yo 1972 51.3% Three-Rivers Life Refill-Sherry
酸味のある果実がよく伸びる。
ヤマモモにアプリコット、チェリーが干しブドウをベースにしている。
それはシェリーというよりポートパイプな感じを想起させる。
(Benriachの弱ピートのポートを思い出す)
濃い赤ワインやダークチェリーのような渋味やアクを感じない。
スパイスやコーヒーの系も苦味を伴わず、味のみを足す。
煙や革もほとんど感じない。
木も柔らかく暖めた感があるが香ばしさには行かない。
プラム、ヤマモモ、ジャムなイチゴ、スグリ(苦み抜き)、紫のブドウ、チェリー。
ヤマモモがシッカリ戻って最後まで酸味のある果実で満たされる。
リフィルであってもしっかりシェリー熟成を感じさせる60年代のLongmornではなく、
苦渋系の味が抑制されて酸味と透明感が強調されます。
先のPerfectDramのLongmornもBourbon樽でしたが、クリスタルガラスのようなエッジと
透明感のある果実を感じましたので、Agencyの求めるLongmornは、
GMのシェリーの短熟のオールドボトルから長熟に至るライン上ではなく、
クリアな輪郭と果実に重点を置いているのかもしれません。
美味しいんですが・・・、ブラインドならLongmornっていう自信が全くないです。
こないだのCelticのMortrachとかOBのBenriachのポートとか答えそう。
果実に酸味があって伸びやかなんですよね。
70年代のシェリー熟成のLongmornって、これが標準なんだろうか?
では、おやすみなさい。
※ 誤字修正
#Longmorn