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消える直前のろうそくキター Benriach1975

 ナビもETCも知らない状態から新機能が多くついた車に乗ると、あまりの違和感に自分がとっても前近代的な人間になった様。
 しかし、施錠を解いて、ドア開け閉めして、エンジンかける(あるいはその逆)のに、鍵をポケットから出したり、鍵穴に差し込む必要がないのか、今の車は?



 えー、3月6日より仕込みをしておりましたBenriach 1975 #7211ですが、非常にいい感じになっております。

 前回の途中経過では、果実味を増したけれども味が抜け始めている可能性を否定できませんでした。

 今現状は・・・
 舌先で発泡感と蜂蜜、舌の半ばでパッションフルーツにパインと琵琶、奥に向かって一番強くオレンジとグレープフルーツです。桃感はわずかで、明瞭ではないです。
 シトラスには苦みも残りますが、悪い意味ではなく、全体が甘さに傾き過ぎないよう引き締めています。
 飲みこむと、口腔内にこれらの果実と甘み+バニラがパーっと広がり満たします。
 残った香りは、非常に強くフルーツ(渾然として難しい・・・、パッションフルーツ、桃、バナナ、シトラス少々)のバニラ&バター和えってところです。
 弾けるフルーティーさが、とてもうれしい一杯に仕上がりました。
 開栓時に3ショット弱ほど空瓶に移して、2週間ぐらいに一度の換気、それ以外はシールをした保存で1ヶ月半弱です。

 元ボトルは、今、1/3を飲んだあたりですが、果実味を明確に感じるには、幾分のスワリングを必要とします。
 別の時間・場所・状態で区別できるかどうか?ですが、直接飲み比べると、その差は私でもわかるくらいです。

 ・・・、よく和食屋さんで締めにご飯を頼むと、土鍋あるいは釜めしなので40分前にたのんでおく必要があったりしますが、バーでも開きに時間のかかるウィスキーは、

  客    「マスター、Benriach 1975 #7211をワンショット」
  マスター 「30分ほどお時間いただきますが、よろしいでしょうか?」

 っていうやりとりは、注いだ後しばらく置くことがままあるので、そう違和感はないですが、

  客    「マスター、Benriach 1975 #7211をワンショット」
  マスター 「本体で行きますか?、小分けの方が非常にいい状態ですが?」

 なんていうやり取りはいかがでしょう?

 消える直前のろうそく実験は飲みほしてしまったので、また本体から少しだけ補充しておこう。
 とりあえず、追試、検証ができない実験とは言えない代物だけど、まぁ美味しく飲めたので楽しい余興だったと。

 では、おやすみなさい。

 

#Benriach

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