さてA”bunadhのお味はいかに?
Aberlour A”bunadh -2007 60.5% Batch 20
香りからして、しっかりシェリー樽熟成感が。
口に含むと、コーヒー、カカオ、革、暖めた木、バター、黒胡椒、生姜、強く煮出した烏龍茶。
と、強いシェリーだが、その下に、意外にも透明な1/2オレンジ+1/4グレープフルーツ+1/8チェリー+1/8プラムのような果実感がある。
度数の高さは、熟成感によって抑えられているように感じられる。
また、燻製、鉄、鉛筆の芯、煮干し、鰹節。
直近に飲んだものからのイメージとしては、RivivalとKaruizawa#2230の間といったところ。
渋み優先ではなくシトラスな果実を明確に感じられるところがRivivalよりも良い印象で、味の複雑さはKaruizawaに近しいがすこし及ばないというところ。
スタンダードの10年は、もっと甘み優先のシェリーだったと記憶するが、このA”bunadhはなかなかに刺激的で、結構飲む人を選ぶのではないか。
しかし、値段を考えると、非常に出来がいい。
まだ、変化も楽しめそうだし。
では、おやすみなさい。
※誤記訂正
#Aberlour