またフライトがdelayだよ。着いたらこんな夜中だし。
前回は1時間半、今回は1時間弱なら改善してるって?
一度は倒産した会社だから、機材の使用率を上げてコスト削減は良いんだけど、こんなに遅延が頻発したらちょっと他所を考えざるを得ないかなぁ。
まぁ、気を取り直して。
LongmornのLIFEの飲み比べでTWA-PDの絵も画伯に頼んだら、PDは絵心を全く刺激しなかったようで、結局断念。
なので、今度はこのボトルをお願いしましたが、遊び心は無く、すでに流れ作業のような状態に。
LIFEの時には、あんなに生き生きとやってたのに~、画伯ぅ。
SignatoryのBen-Line社向け”saling ships”シリーズの1つです。
その他には、Glendronach 20yo、Balvenie 15yo、がありますね。
Caperdonichには”Benan”という船がラベルに描かれています。
この船は、1875年に航海をして1888年に西オーストラリアで難破しているようです。
そのちょうど百年後、1988年にボトリングされています。(全部受け売り)
なんか、壮大な歴史を内包していて、飲む前から酔いそうな・・・
Caperdonich 16y 1972-1988 40% Signatory “sailing ships for Ben-Line” #7130-7132
果実が弱いながら、消えることなく複雑に長い。
ビワ、黄色のメロン、若いバナナ。
若干の紫のブドウ、熟したリンゴ、パパイヤ。
度数のせいか経時によるのか、アルコールの尖りは柔らかく丸められている。
いいシェリー。少しのウッディさと言うより暖めた木。
弱くシナモンとナツメグ。
紅茶にバターと蜂蜜のホットケーキ。
いずれもが強くない。しかし明確に知覚出来るレベルを保つ。
終わり際、これらがようやく消えていくと共にバニラが意外にもくっきりと。
ほー、しみじみといいですねー。
押してこないから逆にこちらのペースでゆっくり楽しめます。
細く長くいろいろな味がして、飽きさせません。
弱いように見せて、飲み口からのやや南国に向いた果実がしっかり、飲み終わりのバニラもくっきり。
しなやかな佳酒かと。
では、おやすみなさい。
#Caperdonich