Benriachの1977/port-pipeを会社に置いて、飲み比べの出撃態勢は整っているのに、飲みに行く時間が全く取れない。
ホントに、こんな夜に発車できないのは、まだ雨上がりではない、今日のこの雨にやられたからだろうか。
まぁ、愚痴っても仕方ない。
日々、チャンスを窺おう。
写真は終売品のオフィシャル、Longmorn15年。
台湾では超の付く、お買い得な終売品セールでした。
では、その味は?
Longmorn 15yo 45% OB
香りは、45%にしてはアルコールの立ちやセメダインを感じつつ、レモン、バナナ、紅茶。
少しのオレンジ、飴、バニラ、ミント、さらに少なく、里芋、緑のメロン、バター。
口に含んで、レモンとオレンジの間、そのワタの苦み、花の蜜、ナツメグ。
烏龍茶と紅茶の間。幾分のオイリーさ。
各要素が薄く単発で出てくるので、あまり複雑には感じない。
オレンジピール+バター+バニラがムッと戻ってくる。
飲み進めると、セメダインは薄れるが、花の香りがややアルコールの尖りと苦味に阻害される。
しかし、加水すると平板になりがちなので、難しい所。
これは、最後年のボトルと思います。
もう少し以前のボトルを飲んだ記憶では、もっと力強くどっしりとしていたと思うのですが、これは、花と蜜、それにバーボン樽の弾ける果実は片鱗を見せるものの、ボディの弱さが15年熟成にしてはやや残念に思います。
木のぬくもりのような味も感じますが、濃い茶色の色にしてはあっさりとしています。
それでも、値段を考えれば充分以上と言え、テーブルワインのように気軽に飲めるという意味でも美味しいモルトだとは思います。
では、おやすみなさい。
#Longmorn