イエローダンピーをもう一度飲んでおきたくて、バリバリの風俗街を通り抜け、ぼうず様の注ぐだけバーVol.5へ。
店は満員の盛況でしたが、ウィスキーはシールされていたので、
「ウィスキー飲みは来ませんか?」
と伺うと、
「来ませんねー」
とのこと。
そんなもんですかね。
Springbank 8yo 1970s 43% Dumpy-Bottle Yellow-Label
グラスに近づくと鮮やかなレモンの香り。酸味はないので、香りがクリアに立つ。
口に含むと、レモン、塩が非常に明確で、目の覚める美味しさ。
控えめに蜜の甘さ、クミン?なスパイス、麦、紅茶と烏龍茶の間。
飲み終わりまで、クリスタルガラスの様に透明で硬質な所謂エッジの効いた味と香りが素晴らしい。
グレープフルーツのワタのような苦みがあるが、苦いというよりそれすらうまみとしてしか感じられないほど、すがすがしい飲み口。
8年という若さを存分に活かしきったと言い切れるのではないか。
いやー、ホントに切れる。切れますね。
すっきりしているけど、満足のできる味です。
香りの矢がまっすぐに突き刺さる、そんな感じ。
で、やはりどうしてウィスキー飲みの方が訪れないかが疑問でしたので、注ぐだけバーの数少ないウィスキーなお客様でもある牛バー様へ。
うまくシェリーの効いたCraigellachieとヨードが素敵なLaphroaigをいただきながらお伺いすると、
「古いバンクよりも新しい話題のウィスキーに興味のある方は多いし、逆に興味のある方はすでに色々な種類を飲んでおられるということもあるのでしょう。」
とのご見解。
うーん、やはりすっきりとしないなぁ。
まぁ、うまかったんだからいいか、といつものようには割り切れない。。。
では、おやすみなさい。
#Springbank