お家に帰って画像が挙げれるようになったので、tempestです。
早速味見。”14yo 1994 TR”との比較飲みで。
Bowmore 10yo 55.3% tempest Batch 1
さすがに開封直後は、アルコールの立ちがすごい。
それでも、少しの時間で香りの点では落ち着きを見せる。
若干の乳酸飲料ぽさ、シトラスの果実、バニラ、さらに少しの磯。
口に含むと、意外に果実には透明感のあるように感じる。
それは、乳酸な感じがTRに比べて少ないせいか。
嚥下には、喉の奥に蜜柑の皮の苦みが残る。
カスタードクリームな余韻が、この苦みで中和をちょっと通り越して阻害される。
しかし、時間をおけばおくほど、アルコールの尖りが失せて、果実とバニラと乳酸系のバランスが向上するが、まだまとまりと複雑さいう点においては、TRにはちょっと及ばないか。
しかし、開栓直後でこれなので、時間が少し立てば、果実+バニラ+煙で、非常に大人向けでビター感のある上質なフルーツパフェに成長するのではないかと期待できる。
そうですね。開栓直後の硬さや強いパヒュームの評価を見ていましたが、個人的には、全くそれはありませんでした。
おっ、なかなかやるなという感じです。
特に対コストでいえば、かなりのレベルだと思います。
ただ、BBR-RetroやTRに感じられる、ネクターの様に果実を中心に添えた複雑なうまみが喉に絡みつくような快感はなかったのが、残念というか仕方ないなっていうところです。
けれども、それは10年熟成なので比べるべきではないのか、そもそも、バニラ+透明感のある果実で、方向性が異なっているのか、私の曲がった舌では不明です。
もう少し、液面が下がって行ったところが非常に楽しみです。
その時に探索者様の第3回が来るかなぁー。
P.S. 探索者様に教えていただきましたが、tempestのBatch1は55.3%と56.3%の二種類があるんですね。
私のものは、写真の通り、55.3%です。
では、おやすみなさい。
#Bowmore