ウスケバブロガーのmorupon様より情報をいただきまして、台湾の免税店にて購入したHighlandpark。
さてこれは、Highlandparkらしいか、らしくないか。
Highlandpark 21yo 47.5% Sherry-Oak
香りはとてもオレンジ。オレンジは皮と果汁の両方。皮の苦みはほとんど感じなく、果汁の甘みが喉の奥にひっかかる様な感じ。
アルコールは立つが、イライラさせるほどではない。
ピート感が幾分。すこしヨーグルト。
いやー、香りは本当にとてもクリアなオレンジ。
口に含むとやはりまずオレンジ果汁、少しレモン果汁。ただし、口中ではややワタを持つ。アルコール度数が高いからか?
花は強くない。ヨードのないピート。やや焦げた木と経年の油、麦。
烏龍茶、少し桜、レモン。サラミの様に酸味を感じるハム。
シェリーだけど革っぽさやベリーはあまり感じない。
喉から鼻へ、オレンジ+煙+少しバニラクリームが戻ってくる。
印象としては、オレンジとヨードのないピートで、ヘザーの花とその蜜はそれほど強く感じない。
その意味では、典型的なHighlandparkからはすこし軸がずれる感じが。
けれども、香り、コク、甘み、煙、アルコール、どれもしっかりあって満足。
もう少しそれらの要素が、散らずに一つにまとまっていれば、もっと素晴らしいのだけれど。
まぁ、値段に比してはケチをつけるべきではないでしょう。
特徴のある美味しいHighlandparkでした。
追伸:
免税店の女性の店員さんに、「このHighlandparkは1stリリースか?」と聞くと、「これは最近出た商品だ」との返事。
さらに突っ込んで1stかどうかを聞くと、「この日本人わけわからんこと聞くなー」という顔をされました。
彼女たちは、中国語・台湾語・日本語・英語(+もっと?)を片言を含んで操る、プロの販売員さんだけど、ウィスキーのプロではないので、そんなややこしいことを聞いたこちらが悪いですね。
それと、写真にもあるミニチュア瓶がおまけされるのですが、適当な年代の瓶を入れようとするので、「その21年と同じ小瓶を入れて!」と言ったら、「この日本人、細かいこと気にするなぁー」って目でした。
いやいや、気にするって。
では、おやすみなさい。
#Highlandpark