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イチロー、我が家最後のバッター? ダイヤの2




 Ichiro”s malt、私の個人的評価は微妙なところ。
 好きかと問われれば、まぁーねってすかして言い、嫌いかと問われれば、そんなことないよ好きだよと答える。
 印象は一昔前のBlackadder。全般的にオイリーで麦感あり。武骨にうまいが洗練に欠ける。

 昔はよく「ボトルが見当たりませんが、Blackadder嫌いですか?」といくつものバーで尋ねました。
 今なら、LochsideやGlenury,やClynelishなど、よく見かけるようになりましたが。

 で、話はIchiro”sに戻って、ダイヤの2。
 私が一番好きなスペードのK(写真向かって右)と同じく、Hogshead->Bourbon Barrelの熟成です。

 Ichiro”s malt card, two of diamonds, 1991-2008 58.1% Hogshead -> Bourbon-Barrel
  香りがオレンジの皮と白いワタ。アルコール感も強いが、刺激的な尖りが強いとまでは思わない程度。
  口に含んでも第一印象は、そのままオレンジの皮とワタ。
  胡椒系のスパイス。ウッド。飴。紅茶と烏龍茶の間。
  シェリー樽熟成ではないが、少しの革と硝煙なのは、相変わらず舌が曲がってるか?
  逆にバニラは底の方にあるが、強く前面で主張はしない。
  オイリーな舌触りと麦感、バター少々が、ボディに厚みを与える。
  フィニッシュも、味同様に果実とバタークッキーとスパイスが分厚くて悪くはないけれど、舌の奥にワタのエグみが残って、心地よさを少し邪魔する。

 そうですね、King of Spadesのように、もっとバニラが主張してくれた方がよかったですね。
 シトラスが明確なのはいいけれど、その苦みがバニラで緩和されてバランスすれば、もっと余韻まで楽しめたのになぁ。
 複雑さももう少し欲しいけれど、でも値段を考えれば、まぁうん悪くない。

 写真両脇のKing of SpadesとNew Bornはこの写真のために、家の勝手口横の瓶廃却待機場から戻ってきたもの。
 他にも何本か、昨年に消えていった。
 このTwo of Diamondsも残りは少なくなってきている。
 Ichiro”sのストックはもうないので、どうしようかな。
 なんか、いいのがあるかなぁ。

 では、おやすみなさい。

 

#Ichiro

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