Benriachのリミテッドリリース、60年代や70年代には非常に優れたものがありますよね。
このリミテッドリリースは、通常は年一回1バッチ(昨年はバッチ6)が、地域の限定なく販売されています。
しかし、昨年話題になりました3本の1976(記事参照)の様に、ドイツやフランスに限定されたものなど、多くの地域限定ボトルが存在します。
では、どの地域にどのように限定されているのでしょう。ちょっと分析してみました。
Ranking Country Bottles
1 Taiwan 16
2 Belgium 11
3 Japan 7
4 Netherlands 5
4 USA 5
6 France 4
6 Germany 4
8 Denmark 3
8 Finland 3
10 Austria 2
10 South Africa 2
12 Canada 1
12 Hungary 1
12 Scotland 1
12 Singapore 1
12 Sweden 1
台湾・ベルギー・日本の順です。
日本はかなり多いですが、ドイツ、フランスはそれほどでもないんですね。
数では無く平均熟成年数で見ました。
Ranking Country Age (ave.)
1 France 31.25
2 Scotland 28.00
3 Germany 24.75
4 Taiwan 24.38
16 Japan 13.29
フランス・ドイツが上位に来て、日本は国限定のリリース国中の最下位になるんですね。
日本は若いボトルのリリースが非常に多いのですね。
逆にフランスは、平均で30年越えと、超熟へのこだわりを感じます。
最後に、数と熟成年数の両者を勘案し、最もBenriachが力を入れている国といささか乱暴に定義して、合計熟成年数を見ると、次ぎの様になりました。
Ranking Country Age (sum.)
1 Taiwan 390
2 Belgium 170
3 France 125
4 Germany 99
5 Japan 93
ベルギーや日本と数の多い所、フランスやドイツといった熟成年数重視のところが、まんべんなく上位に来ました。
しかしながら、台湾の数値は圧勝ですね。超熟の本数がかなりあることが反映されています。
Benriachって、そんなに台湾に力を入れているんでしょうか。
次回は、台湾限定のBenriachに触れてみます。
*Benriachの全リリースのデータは、SwedenのBenriachコレクター、Magnus氏を参照いたしました。
では、おやすみなさい
#Benriach