ちょっと、いろいろ忙しくって、
更新が歯抜けになってきたなぁ。
今年中にって思うことが多すぎて、
すでに溢れてる気もするけれども・・・
最近は外飲み頻度がさらに低下してるけれども、
年内にどれくらい、楽しいお酒に出会えるかなぁ。
さて今日は、新入荷で記事に上げた、
CroniのR&W向けとSINOB向けボトルです。
それに、味わいのベースになるHigh Spirits'も。
カロニが三杯で、カロ三でしょうか?
Caroni 18yo 1997 62.3% "The Sloth" A.D.Rattray for Rum and Whisky
ラムらしさは控えめに、
樽木からくる甘さと苦味。
バニラと塩気、唐辛子も。
香ばしくカカオに終わっていく。
Caroni 18yo 1997 57.9% #73 CWC for SINOB
ラムらしい有機溶媒に乗ったゴム感。
キューンとくるフルーツ。
甘くクリームに終わっていく。
Caroni 12yo 1991 46% High Spirits
ラムの要素を少しずつ見せながら、透明感を保つ。
ジワジワと種々の味わいが上がってきて飽きないが、
クセ無く淡麗にキレる。
これなら味を乗せやすいだろうな。
R&W向けはマスターも言及しているように、
ラムの特徴が控えめになっています。
むしろ、チャーした新樽で熟成したような樽木感が前にきて、
ウィスキーで慣れたその味わいを楽しみつつ、
ラムの味わいをじわじわと感じ取ることができます。
一方でSINOBボトルはラムらしさがキューンと来ます。
熟成感を伴って嫌みなく、その味わいが伸びます。
ラムらしさがしっかりあるけれども、
ゴリゴリのラム好き向けというよりも、
広くラムの味を楽しんでもらいたいという感じに思います。
さて、これだけ多彩なCaroni。
でも、元々の味わいはもっとシンプルだということで、
High Spirits'のボトルを飲ませていただきました。
ラムらしさを見せながら、色を載せられるのを待つ白いキャンバス。
あ~、素性がいいと、それ自体飽きなくゴクゴク美味しいのに、
さらに樽熟成の味わいを重ねて、
他二本のようになっても美味しいのだなぁと思います。
三種三様の楽しみがあって、
とてもうれしい飲み比べです。
では、ごきげんよう。
#Caroni