7月の休載から早3カ月近く。
季節はすっかり秋に変わり、朝晩の涼しさが清々しく感じられますね。
昼夜の寒暖差が激しいこの季節、皆さん体調管理には十分お気を付け下さい。
特に夜遊び大好きな方々が多いですもんね(^m^)
さて、更新再開1発目。
実は、前々からコレにしようと思っていました。
BBRのタリスカー。1972年蒸留の1991ボトリング。
ボトルに書かれた「1972 SKYE」の文字がグッときます♪
このボトル、都内で頂いたのですが、その存在を知ったのは、
とある方のtwitterでの投稿がきっかけでした。
主にあるBarのイベントでお会いする機会が多く、いつもお世話になっています。
その方が大絶賛していたのもそうですが、何と言ってもタリスカー。
大好きなタリスカー+大絶賛=無理してでも飲みにいくべし!
・・・といった感じです(笑)
あいにく激務真っただ中の8月。
これは厳しいなと思っていましたが、ちょうど8月末に別件で用事があり、
都内で飲めるチャンスがありそうだったので、まだ残ってることを祈りつつ
某Barへ向かいました。
さっそくオーダーしてみると、残り1ショットあるかないか。
まさにギリギリセーフ。・・・ホッと安堵したのを覚えています。
前置きが長くなりましたね。さっそく久しぶりのテイスティングを。
タリスカー
1972 SKYE
ベリー・ブラザーズ&ラッド
蒸留年:1972年
瓶詰年:1991年
43%
【色】
濃く鮮やか、深みのあるマルーンレッド。
【香り】
始めは鼻先に埃をかぶったラムレーズンがモサッと淡く。
濡れた枯葉、ウェットかつドライな香り。しっとりとしたロースト香。
全体が滑らかで丸く、尖った印象は無いが力強さと僅かな粘性があり、
程よい厚みのある香りを感じる。糖蜜(黒糖)、完熟アメリカンチェリー。
【味わい】
甘酸っぱさと渋さがあるが、クタッとして穏やかな口当たり。
軽くビターキャラメルとシナモンっぽさ、トリュフチョコの粉末感。
これにイチゴを潰してチョコレートソースをかけたような甘さが加わり、
舌に穏やかながらズッシリと乗ってくる。奥に植物的な苦さも。
【フィニッシュ】
若いブドウの渋みと、ほろ苦さが舌に残る。
ザラメをさらに焦がしたような風味、やがてごく僅かに鼻奥にコショウ。
ブドウ系の甘酸っぱさや苦みとチョコレート系のほろ苦さがリンクしていて、
ロースト感はチョコレートやシナモンを連想させるような風味に繋がり、
上品な鮮やかさは、アメリカンチェリーやラムレーズン、イチゴっぽさへと
繋がっていくような印象を持ちます。
階層のようなイメージよりも、完全に一体化しているものの中から、
いくつかのパーツが綺麗に個別に感じられ、それらが別の風味と密接に
リンクしているようなイメージ。
何とも観念的で申し訳ない限りですが、そういった印象を持ちました。
もちろん、めちゃくちゃ美味かったです♪
こんな感じで書き綴ってはみたものの、実際飲んでいる最中は、
「うわーっ、ウマー!これめっちゃ美味いっす~♪」・・・って連呼(笑)
いや~飲めて本当に良かったです!!
ごちそうさまでした!
秋も次第に深まり、音楽も上品でしっとりとしたJAZZが聴きたくなる季節。
やはりここはピアノの出番でしょうか。
今回は王道中の王道、ビル・エヴァンスをセレクトしてみました。
いわゆるリバーサイドからの4部作のうちの1つ、「Explorations」より。
「Portrate in Jazz」・「Waltz for Debby」が大名盤なのは当然として、
実は個人的には、やや地味めな「Explorations」が一番好きです♪
ビルと言えば美しいメロディラインですよね。
「Explorations」で特にお気に入りの1曲“Elsa”をどうぞ♪
#タリスカー #アイランズ