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ミルバーン 1970 11年 サマローリ

今回は、あまりご縁のないミルバーンをご紹介します。
ミルバーンといえば、レアモルトかGMコニチョくらいしか飲んでませんし、
出会う機会も少ないこともあって、なかなかイメージし難い銘柄です。

1985年閉鎖で、レアモルト以外にはG&Mほか数社ほどからのリリースで
数が少ないこともあって、なかなか出会う機会も少ないです・・・。

そんな中、運良く飲めたのが今回の1杯。
なんとサマローリの"Flowers"じゃないですか!
いや~嬉しいですね♪さっそく勉強させていただきます(^-^)/

ミルバーン
1970 11年
サマローリ

蒸留年:1970年
Bottle:196/300
46%

【色】
明るく、やや曇ったイエローゴールド

【香り】
非常にスッキリとしていてクリア、滑らかだが刺激もしっかりある。
薄い麦汁香、洋ナシっぽさがフワッと広がり、しっとりと青リンゴっぽさ。
プレーンなシリアル、ピーナッツやマカダミアナッツのよう。
次第に僅かな紙っぽさとリンゴのドライフルーツ。

【味わい】
穏やかでサラッとした滑らかさに、軽く薄いスモーキーさもある口当たり。
透明感のある甘さに、僅かにきなこのような粉っぽさ、かなり平坦。
ジワッとリンゴのすりおろしのような風味が口中に広がり、
奥にメロンの皮に近い部分、乾いた枯葉のような風味が現れる。

【フィニッシュ】
非常に短く、スッキリとした繊細な余韻。
淡い麦汁の風味とレモンキャンディ。

最初から最後まで、非常にクリアで端正な印象を持ちました。
飲んでみると、僅かですが軽く柔らかなスモークも感じられ、
意外な面白さもあったかと思います。

もっとシトラス系が出てるのかな~なんて思っていましたが、
柔らかな麦汁感やリンゴの風味が強く、終始優しい味わいでした。

個性的でハッキリと主張してくるモルトも楽しいですが、
このミルバーンのように、柔らかで穏やかなものも良いですよね。
とても良い経験ができました。
ごちそうさまでした♪


今回は、ちょっぴりアーバンなJAZZカバーを♪
エリック・アレキサンダー・カルテットによる、コルトレーンの名曲
"My Favorite Things"のカバーです。
もちろん皆さんご存じのとおり、コルトレーンの作品も某有名映画の曲を
アレンジしたもので、JAZZスタンダード・ナンバーとして名高いですよね。

そんなスタンダードを、エリック・アレキサンダーが吹くと、
何だかグッと都会的なサウンドになるところが面白いです。
アルバム『My Favorite Things』収録。

#ミルバーン #ハイランド #サマローリ

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