モルツ・オブ・スコットランドより。
以前、’７６のロングモーンを紹介しましたが、今回は’７５のロングモーン。
年数表記は無いものの、各日付を見ると３６年ですね。
もともと個人的にバーボンカスク好みということもあるのですが、
長熟ロングモーンのバーボンカスクに出会えると、すぐ飲みたくなります（笑）
あ、シェリー系嫌いではありません。（・・・濃すぎるのはちょっと苦手かも）
さて、’７６の方はクリーミーさを感じたりしましたが、
こちらはどうでしょうか。
ロングモーン
１９７５ ３６年
モルツ・オブ・スコットランド
蒸留年：１９７５年３月
瓶詰年：２０１１年５月
Cask：バーボン・ホッグスヘッド
Cask No.：３９７７
Bottle：２０/１２２
４６.４％
【色】
濃いイエローゴールド
【香り】
柔らかいパッション感とともに、やや控えめにドライ。
ドライフラワー、若い酸味の強いリンゴ、僅かにイチジク、プラム。
乾燥した木材・樹皮のような香りと、蜂蜜、薄いオレンジ。
奥に、ごく僅かにスモークを帯びた植物系の風味。湿った牧草。
【味わい】
滑らかで鮮やかなフルーティーさ、やや淡いがバランス良い印象。
爽やかなバニラ、木材を全面に、甘酸っぱい若いリンゴ、杏。
やや枯れた草っぽい苦み、割り箸、白桃の種に近い果肉の酸味。
薄いシリアル風味を鼻奥に捉え、緩いジンジャーが舌を包み込む。
【フィニッシュ】
スッキリとしたクリアなドライ感、非常にバニリックでオーキー。
繊細で細いが長く伸びる余韻。舌の横に苦みが残る。
若いリンゴを連想させるようなフレッシュなフルーツ感が主体ですが、
甘さは控えめで、植物系のニュアンスを強く意識しました。
全体的に穏やかなんですけど、最初はフルーティーなパッションが強め。
すぐにジンワリと優しい風味になりますね。
同じMoSの’７６は、クリーミーさを表面にまとっている印象でしたが、
こちらはクリーミーさは無く、鮮やかな風味だったかと思います。
個人的には、植物的・木質的な苦みをロングモーンに感じることが多く、
そこから樽の違いでリンゴだったり渋いベリー系を連想したりしますが、
同じバーボン樽同士でも色々と比較してみると面白いですよね♪
全然関係ないんですけど。
MoSのボトルってカッコイイんですけど、持ちにくいですよね（笑）
バーテンダーさん注ぎにくそうです（爆）
’６０ｓ音楽を色々と視聴してたら、ちょっと面白い動画を見つけちゃいました♪
フランク・シナトラの娘、ナンシー・シナトラの１９６６年の作品、
「These Boots are Made For Walkin'」（邦題：にくい貴方）です。
しかもカラーですよー♪いや～イイですね！！
歌そのものをご存じない方でも、ラストのホーンを聴けば、
どこかで聴いたような・・・と、なるかと思います。
何だかぶっきらぼうに歌ってる小生意気な女の子って感じですよね。
モノクロ版もなかなか良いので興味を持った方は見てみてください♪
モルトもそうですが、６０年代は音楽も堪りませんね(^-^)/
#ロングモーン #スペイサイド #モルツ・オブ・スコットランド