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Deanston 1977-2012 34y Three Rivers “The LADY & The UNICORN”

誰に言われなくとも要チェック必須、リリースされると話題になるスリーリバーズのオリジナルラベル。この『貴婦人と一角獣』も例に漏れず、その第1弾は’93ボウモアという、話題にしないでどうするの!?…みたいなボトルでしたね。

最近、第3弾のインペリアルが出ました。
激務過ぎてまだ飲めてませんが、近々飲みに行かなきゃ…。

そして、その第2弾は「え?何で??」と驚いたディーンストンでした。「ディ…ディーン…ストン…。味のイメージないなぁ…。」と困ったものでしたが、逆に注意深く飲めたので良かったのかもしれません。

昨年の話題ボトルですし、今年も半分に達しようとしていますし、飲んだのもやっぱり昨年でしたし、記事にするのは非常に遅きに失した感は否めませんが、これまで記事にしたことがなかった銘柄ですので、穴埋め的に記事にしてみたいと思います。

ぶっちゃけると、先月末に秩父蒸溜所へ伺った帰りに飲んで、イメージ激変だったので驚いてしまった…というのもあるんですけど(笑)

ディーンストン 1977-2012 34y スリーリバーズ

Deanston 1977-2012 34y
Three Rivers "The LADY & The UNICORN"

​蒸留年:1977年12月
瓶詰年:2012年4月
Cask No.:2977
Cask:バーボン・ホッグスヘッド
41.1%
 

【色】
ミルクキャラメルっぽい薄い琥珀色。

【香り】
しっとりとした丸みがあり、柔らかで儚く優しい香り。抜栓直後は石灰っぽさと紙粘土のような香りだったが、半年以上経って液面半分を過ぎると洋ナシや薄いマスカット様を帯びたクリーム系の香りに変化。バニラ、砥粉。

【味わい】
抜栓直後は繊細だがやや固めの印象で、石灰やコピー用紙、乾いた木材。半年以上が経つと表面に僅かに落雁っぽさと薄いマシュマロ、レアチーズケーキと生クリーム、バニラ、ウェハース。非常に繊細で淡く滑らか、透明感のあるクリーミーな舌触りが心地良い。

【フィニッシュ】
端正で刺激もなくスムース。パンケーキ、ほのかにオールブランっぽい穀物の香味。短く儚い余韻。

リリースされてしばらくの頃に飲んでみて、あまりピンと来なかったので半ばスルー気味でしたが、改めて飲んでみて、その儚く淡いクリアでクリーミーな香味にすっかり魅了されてしまいました。

何というか…バニラアイスを食べたあとの水(笑)
もう少しこってりとしたミルキーな麦汁感があるモノも好みなのですが、この繊細さは堪らなかったです。もしお近くのBarでまだ残っていましたら、思い出したように飲んでみると変化を愉しめて面白いかもしれません。

ところで裏ラベルに書かれてたパヒュームって全然気付かなかったんですけど…まあいいか(笑)
 


空梅雨などと言われいますが、何となく落ち着かない空模様。
僕が住んでいる街は湿気がとにかく酷いんですけど、皆さんのところは大丈夫ですか?

今回は、コルトレーンの名盤から至高の1曲を♪
梅雨、雨ときたら「After The Rain」ですね(安易)
もちろんアルバムは、泣く子も黙る…いや耽美なる桃源郷へと誘う名盤『IMPRESSIONS』です。

http://www.youtube.com/watch?v=dCoGXMr-FOI  

#ディーンストン #ハイランド #スリーリバーズ

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