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ブローラ 1981 26年 ダン・ベーガン

久しぶりのダン・ベーガン、そしてブローラです♪
こちらは8月下旬頃、ちょうどブログを休載していた時期にいただきました。

ダン・ベーガンって凄く久しぶりなんですけど、
昨今の高額モルトを前にすると、お手頃のものが多い印象ですよね。
とは言っても、それなりのモノは、それなりの値段ですが(^_^;)

会社はシールダイグ等でもお馴染みのウィリアム・マックスウェル社。
シックス・アイルズも同社からのリリースでしたっけ。

こちらのブローラも2万円以下で買えちゃうブローラ。
もうリリースから結構経ってますが、まだ探せばあったりして、
「買っちゃおうかな~」と思いながらも、「ブローラで売れ残ってる?」と
不安になったりしていました(笑)

そういう意味でも、飲めて良かったですね♪

ブローラ
1981 26年
ダン・ベーガン
ウィリアム・マックスウェル

蒸留年:1981年
瓶詰年:2008年
Cask No.:1526
Cask:ドライ・シェリー・バット
Bottle:684
46%

【色】
やや曇りのある薄めでオレンジ色がかった琥珀色。

【香り】
ツンと軽く鼻に刺すフルーティーな甘渋さ、曇った香り。
グレープフルーツか甘夏を連想させ、シトラス感が強い。
僅かに粘性を帯びた絡みつくようなニュアンスもある。
アプリコットに、ほんの少しだけ澱んだ生クリーム。

【味わい】
非常に淡麗でスッキリとしながら、粘性も僅かにある口当たり。
僅かなシリアルやバニラ・レモンに、ロースト感が乗ってくる感じ。
湿った砂利のような風味が鼻奥に引っかかる。
奥にオレンジチョコがほんのり感じられ、薄い樹皮っぽさも。
スッキリ系で刺激少なめだが、シトラス系の甘苦さが残る。

【フィニッシュ】
スッキリとした透明感と植物系の渋み。
アーモンドっぽさが残るが淡く繊細。
僅かにスパイシーさが喉・鼻奥に引っかかる。

まずキリッとしたグレープフルーツやレモンのシトラス系が印象的。
その後、やや穏やかにオレンジと軽めの樹皮感があります。
全体的に軽めのドライ感やスパイシーさが感じられ、
何となくボヤけそうな輪郭を引き締めているような感覚でした。

何しろ飲みやすいです(笑)
甘渋さとロースト感の絡み方でしょうか、これだけスッキリしていながら
不思議と今回は「クライヌリッシュみたいw」って思わなかったです(爆)

ガツンとゴリゴリなブローラも好きですが、
こういう軽めのも気分によっては良いもんだな~と思いました。
ごちそうさまでした♪


今回はド定番でいってみましょう♪
マルサリスの名盤「ウイントン・マルサリスの肖像」より“Father Time”です。
80年代リアルタイムのジャズといえば、マルサリスですよね♪

マイルスには「テクニックはあるけど興味は無い」などと酷評され、
「ムード音楽か」とまで言われてしまったりもしていますが、
本アルバムは若干19歳のもので、その事を考えると、
19歳にして、このムーディーなプレイは素晴らしいと思います。
若手からは支持されるけど、年長者からは嫌われるタイプらしいですね(笑)

確かに、スタイリッシュでアーバンなサウンドなんですけど、
どこか正統派で古臭く、チープかもしれないです。
初心者や、BGMとして聴き流すにはオススメしたい1枚ではあります。

#ブローラ #ハイランド #ダン・ベーガン

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