今年の夏もクソ暑かったのに、相変わらず色んなモルトが話題になりましたね。
そんな中、やはり近年その注目度が急上昇のコイツもまた話題でしたっけ。
モルツ・オブ・スコットランドの’70キースです♪
実は・・・別モルト数種との予算の都合で、キャンセルしてしまった1本。
海外での評判も物凄く高く、どうしようか悩んだ末に断念。
そうすると国内での評判も良く、これを断念して買ったモルトはイマイチで、
今更悔しがっても後の祭り・・・って具合の、個人的に悔しい1本です(泣)
いや~サラリーマンは辛いですな・・・。
(イマイチなボトルは誰にも教えませんよ~。会っても言いません 笑)
さてさて、評判はお墨付き。
もう絶対飲めないし、何だかムカつくから飲まなくていいや!
・・・なんて思うわけがなく、かといって探すわけでもなく(どうせ無いから)
そうこうしてるうちに、ご縁があって何とか飲めちゃいました(^_^;)
こういうの、結果オーライってことでイイですかね?
グレンキース
1970 40年
モルツ・オブ・スコットランド
蒸留年:1970年9月28日
瓶詰年:2011年2月
Cask:バーボン・ホッグスヘッド
Cask No.:6042
Bottle:45/160
【色】
やや曇ったクリア感のある琥珀色。
【香り】
しっとりとしたミルキーさと、ややモサッとした香りの同居。
バニラを表面に、クリーミーで、ミルクに浸したシリアルのような香り。
しっとりとしたマシュマロのような甘い香りと、わら半紙のニュアンス。
ピーチネクターと牛乳。薄いココナッツジュースに木屑、サンダルウッド。
【味わい】
ツルッと滑らかで優しい口当たり。ライトだがしっとりとした厚みが舌に。
表面のミルキーな風味と、フレッシュな木質感がやや分離している。
ミルクチョコのソフトクリームのコーン部分。そこに僅かなシナモン。
アーモンド、蜂蜜とモサッとした木屑っぽさ。徐々に熟れすぎたリンゴ。
【フィニッシュ】
繊細で優しいだが広がりは豊か。洋ナシのコンポート、生キャラメル。
鼻奥にマスカルポーネチーズっぽい甘さと酸味、口中にベルガモット。
やはりミルキーさと、ライトなシトラス感の分離が感じられる。
個人的にはミルキーな風味のモルトは好きな方です。
ただ、好きなミルキーさとは少し違ってました。
どちらかと言うと、もう少しハッキリと麦汁感のあるミルキーさが好みで、
このキースは、甘い牛乳やチーズっぽさが強い印象でした。
特に気になったのは、そのミルキーな香りと味わいの分離でしょうか。
飲んだ瞬間に、鼻奥まで届くような甘いミルキーさが上面一杯に広がり、
それがすぐにフワッと消えて、モサッとした木屑感、シナモンのような刺激が
連続性が無く、それぞれ別々に出てくるような風味。
個人的には、もう少しミルキー控えめでも良いんじゃないかと思ったり、
TWA×ネクターの’70の方が、僅かにリンゴ感と爽やかな草の風味があり、
そちらの方が好みかな~、などと想像してしまいました。
ただ、コレ、きゃず3様も書かれていますが、
たぶんミルキーさはもっと穏やかになるような気もします。
(参考→とりあえずブローラで『奪われた抜栓直後』)
ちなみに、抜栓から約2カ月半超えたくらいで、ラベル半分より少し上。
さてさて、今後どうなっていくんでしょうね?
やっぱり変化も味わいたいですね・・・。
今回も60年代の音楽をご紹介しますよ♪
マリアンヌ・フェイスフルの’65年の作品“As Tears Go By”です。
原曲は、もちろんストーンズですよね♪
(正確には彼女のために用意され、後にストーンズがセルフカバー)
可憐で純粋そうなアイドルとして大人気だったマリアンヌですが、
60年代後半から70年代には、ドラッグ・クイーンとして賑わせました。
もちろん、ストーンズ・・・いや、ミックとの出会いのせいですね。
当時の2人の不倫関係は、かなり公然のコトだったようで・・・。
アイドルとして全盛期だった10代後半で結婚。
その後、超大物ミュージシャンとドラッグ漬けの日々。
ついにはドラッグ過剰摂取で昏睡状態になり・・・。
何だか今も昔もこういう醜聞は絶えないですね・・・。
ですが、この曲は良いんですよ。
これはまだドラッグ漬けになる前の動画で、清純派アイドルそのもの。
ちなみに、現在60歳を過ぎてなお、現役の歌手として活動中です。
ルックス変わり、ダミ声になって、場末のスナックのカラオケみたいですが・・・。
マリアンヌは60年代に女優としても活躍していて、
アラン・ドロンとの共演作『あの胸にもういちど』で、全身レザースーツで
バイクにまたがっているセクシーな衣装で登場しています。
で、これが峰不二子のモデルなんですね。
当時の写真を見ると、60年代UK版のスカーレット・ヨハンソンみたいです。
#グレンキース #スペイサイド #モルツ・オブ・スコットランド