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Glen Elgin 1985-2012 27y DL OMC for THE MASH TUN TOKYO & SHINANOYA

前回の記事に引き続き、今回もダグラスレイン×マッシュタン×信濃屋のボトルです。そりゃまあ片方だけ記事にするっていうのも変ですもんね(笑)

グレンエルギンというと、ちょっと地味な印象でしょうか。
確かに、リリースされて皆が飛びつくような争奪戦になることは無い銘柄かもしれません。でも気が付くと、結構な頻度でリリースされているんですよね。

いくつかのボトラーズで複数ボトルがリリースされ、そのラインナップのなかに、いつも3番手くらいの立ち位置で、ほぼ80年代からのリリース、飲んでみると端整で決して悪くないボトルが多く…。すごく失礼な書き方かもしれませんが、そんな印象が強いです。

しかし、このエルギンは同じベクトルにありながら、他とは異なる美味さがありました。

Glen Elgin 1985-2012 27y
DL OMC for THE MASH TUN TOKYO & SHINANOYA

蒸留年:1985年4月
瓶詰年:2012年11月
Cask:リフィルホッグスヘッド
Bottle:214
46.6%

【色】
淡いハニーゴールド

【香り】
フレッシュなシトラス香と柔らかな麦汁の甘香が上品に優しく広がる。レモングラッセ、薄いパイナップルキャンディ。丸みのある甘い麦汁の香りが強く、カスタードやバニラ、乾いた木材のようにも感じられる。

【味わい】
しっとりと丸みのある柔らかな口当たり。カスタードと桃缶のシロップ、バニラ、ビスケットやウェハースを連想させる柔らかで香ばしい麦汁の香味が、穏やかに広がる。僅かに舌にショウガのような刺激が乗る。

【フィニッシュ】
はちみつレモンとショウガ。こんもりと丸く程良い質感がバニラクリームサンドのビスケットのよう。

端整な雰囲気は、いくつかのグレンエルギンに抱いていた印象そのままでしたが、このエルギンは他より少し厚みがあって、まろやかな深みがあるような気がしました。軽やかなんだけどしっとりと肉厚…という感じです。ストラスミルよりも、逆にこっちをゆっくり飲みたい気分にもなります。

こちらも静岡市にありますBar NO'AGEさんでの写真を。
いつもありがとうございます!!


こう暑くなってきますと、自宅で飲んでいても、ついつい陽気な音楽が聴きたくなってきますが、今回はピッタリな動画を♪

エラ・フィッツジェラルドの"イパネマの娘"です!
しっとりとしたカバーの多いイパネマですが、これだけ陽気なものは珍しいかもしれません。しかもエラのスキャットも冴えまくっていて気持ちいいですねーー!!

#グレンエルギン #スペイサイド #信濃屋 #ダグラス・レイン

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