正直に言いますと、これまでストラスミルは積極的に追いかけることのなかった銘柄の1つです。あまり頻繁にリリースされてこなかったとか、リリースされていても僕が注視していなかった…ということも十分にあるんですけど(汗)
しかし、ここ1~2年くらいでしょうか、たまに凄く美味いと思えるストラスミルに出会う機会が多くなってきました。SSMCの'75とかインプレッシヴ・カスクの'90などは、とても好みの味でした。
そして、やはりこのストラスミルも文句なしに美味かったです!
DL OMC for THE MASH TUN TOKYO & SHINANOYA
蒸留年:1983年2月
瓶詰年:2012年11月
Cask:リフィルホッグスヘッド
Bottle:134
51.2%
【色】
やや赤褐色がかった琥珀色。
【香り】
ぎゅっと濃縮した密度の濃い果実香とオイリーな木香。シャープな香りだが、広がりはジンワリと鈍く重ため。シナモンと木屑、煮詰めたオレンジ、プリンのカラメルソースのような甘香。
【味わい】
やや刺激的な口当たりだが、ゆっくりとした広がりで、適度な重さと華やかさを同時に感じられる複雑な印象。オランジュに軽くシナモン、焦げたパンケーキとメープルシロップ。徐々に酸味が強く感じられ、焦がし砂糖やローストされた麦の香りが広がる。同時に僅かに潤滑油っぽい鈍重な香りも。
【フィニッシュ】
多少ペッパーを感じるが、印象は味わいとほぼ同じで、最後に湿った木屑っぽさが残る。
やや重ためで厚みがあるのに、フルーティーさも充分に感じられ、とても満足感のあるストラスミル。飲み疲れせず程良くまとまっている感じも個人的には好印象でした。
いくつかの美味いストラスミルとの共通点を思い出した方も多いかもしれませんね!
何度かいただいたストラスミルでしたが、今回はGW明けに静岡市のBar NO'AGEさんに伺った際の写真を。いつもありがとうございます!!
日中は随分と蒸し暑くなってきましたが、その反面、夜は涼しく快適で、夜行性な人たちには過ごしやすい時期かもしれません(笑)
夏が近づくにつれ、飲みながら聴きたくなるボサノヴァの音色をYouTubeで漁っていたら、嬉しい発見がありました。
アストラッド・ジルベルトの"おいしい水"、1965年の動画です♪
これはボッサファンには堪らない動画ですね!
#ストラスミル #スペイサイド #信濃屋 #ダグラス・レイン