MENU

スプリングバンク 1967 35年 DT ピアレス

ダンカンテイラー社ピアレスのバンク。
現行の「RARE AULD」ではなく、今は懐かしのピアレス表記の頃のもの。
正確には紋章上部に「PEERLESS」と書かれていた頃ですね。
今じゃ若いモノも多くリリースされ、手に届きやすいラベルになりましたが、
つい数年前までは、僕にとって高嶺(高値)の華でした・・・。

そんなピアレス表記のスプリングバンク。
確か同時にリリースされたものの中では飛び抜けて高かったはず。
ボウモア69とかリヴェット、ハイランドパーク、グレングラントなんかもありましたが、
みんな60年代でしたよね・・・。

今思えば、高かったけど60年代を飲もうと思えば飲める環境でしたね。
今じゃ、奮発して飲もうにも、そもそもボトルに出会うのが大変で・・・。
ん~~タイムスリップしたい!

スプリングバンク
1967 35年
ダンカンテイラー ピアレス

蒸留年:1967年5月
瓶詰年:2002年11月
Cask No.:1943
Bottle:55/214
40.5%


【色】
やや曇った赤みのあるゴールド。

【香り】
ゆったりと穏やかですが、やや粘りを感じる香り。
軽くプラムを表面に、アプリコットジャム、煮詰めたシロップ。
塩チョコ、クリーミーで滑らかな伸び。ドライフルーツの詰め合わせ。
軽いシトラスからパパイヤ、徐々にザラメ、奥に草、ミント。

【味わい】
僅かに粘りのある滑らかな口当たり。
すっきりとした甘さと紅茶っぽさ、メロウな質感、樹液。
舌にベルガモット、オレンジチョコ、濃く煮だした麦茶、ザラメ。
僅かにジンジャー、穏やかな刺激。全体的に全てがクリア。

【フィニッシュ】
ややスパイシー、ジンジャーっぽい温かな刺激。
イチゴジャムがスーッと鼻に抜けていき、メロウな樹液感。

いや~これは・・・。
当り前というか、間違いないというか、ひたすら美味いですね。
鮮やかな香り、適度に厚みがあるのに重厚ではない風味。
フィニッシュの伸びやかなイチゴジャムと樹液・・・。
クリアで軽やかさすら思わせるのに、しっとりとしているんですよね。

あー今日はイイもの飲んだなぁ・・・
そう心から思える1杯でした。ごちそうさまでした♪

Moments Notice / John Coltrane
ブルーノートでのコルトレーン唯一のリーダー作「Blue Train」
マイルスのバンドを解雇され、S・モンクのカルテットに参加していた頃です。
多くの名盤が残るアトランティック、インパルス期も大好きなのですが、
この透明感と爽快感、しっとりとした厚みが堪りませんね。
コルトレーンのキラキラでツヤツヤなテナーはもちろん言うまでもなく、
モーガン(tr)とフラー(tb)の素晴らしさも必聴モノ。カッコいいJAZZの見本。
個人的にお気に入りの1曲です♪

#スプリングバンク #キャンベルタウン

この記事を書いた人